内容説明
本書は、脳神経外科や神経内科を専攻しない実地臨床医のための、日常もっとも多く遭遇することの多い臨床神経問題を中心に、初期診療上のポイントを実用本位にまとめたものである。最初の部分では、内科系の医師にも、外科系の医師にも、共通して役立つ問題点を解説し、最後の部分では、外科系のために「頭部外傷」を、内科系のために「脳卒中」を解説した。
目次
１ 頭痛患者の初期診療上のコツ
２ 実地臨床医に役立つ脳のみかた
３ 頭蓋内疾患患者のｐｒｉｍａｒｙ ｃａｒｅ
４ 頭部外傷のｐｒｉｍａｒｙ ｃａｒｅ
５ 脳卒中のｐｒｉｍａｒｙ ｃａｒｅ
著者等紹介
植村研一［ウエムラケンイチ］
１９３３年鹿児島に生まれる。１９５９年千葉大学医学部卒業。１９６０年横須賀米国海軍病院インターン修了。１９６１年米国カンサス市Ｓｔ．Ｍａｒｙ’ｓ Ｈｏｓｐｉｔａｌにてインターン修了。１９６２年米国カンサス市Ｓｔ．Ｍａｒｙ’ｓ Ｈｏｓｐｉｔａｌにて一般外科レジデント１年目修了。１９６４年Ｓｔａｔｅ Ｕｎｉｖｅｒｓｉｔｙ ｏｆ Ｎｅｗ Ｙｏｒｋ、Ｕｐｓｔａｔｅ Ｍｅｄｉｃａｌ Ｃｏｌｌｅｇｅの生理学大学院修了（Ｍ．Ｓ．の学位受く）。１９６７年Ｓｔａｔｅ Ｕｎｉｖｅｒｓｉｔｙ ｏｆ Ｎｅｗ Ｙｏｒｋ Ｕｐｓｔａｔｅ Ｍｅｄｉｃａｌ Ｃｅｎｔｅｒで脳神経外科レジデント修了、米国脳神経外科専門医認定試験に合格、英国オックスフォード大学脳神経外科臨床助手、英国ロンドン国立脳神経疾患病院脳神経外科臨床助手。１９６８年帰国千葉大学第二外科。１９７１年千葉大学医学部脳神経外科助手、千葉大学講師。１９７８年浜松医科大学教授。１９６０年７月～１９６７年６月渡米留学、この間、Ｋａｎｓａｓ ＣｉｔｙのＳｔ．Ｍａｒｙ’ｓ Ｈｏｓｐｉｔａｌにてインターンと一般外科のレジデントを受け、１９６７年７月より１９６７年１２月末まで渡英留学（オックスフォード、ロンドンＱｕｅｅｎ Ｓｑｕａｒｅ Ｎａｔｉｏｎａｌ Ｈｏｓｐｉｔａｌｓ ｆｏｒ Ｎｅｒｖｏｕｓ ａｎｄ Ｍｅｎｔａｌ Ｄｉｓｅａｓｅに）、１９６９年日本脳神経外科学会認定医となる
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