内容説明
著者は、これからは、存在は地味であろうとも、常に先を読み、「考える人」が最後に勝つ時代になると思う。いや、なって欲しいと思う。野球にたとえれば、まさに「捕手的人間の時代」である。捕手的な視点、姿勢、思考を持った人間が、次代、21世紀に生き残り、勝ち残っていくのではないか。そんな気がしてならない。捕手的人間とは、結果以前に、まず過程を重んずる人間である。フィールドのなかでただ一人、どっしりと腰を下ろし、地に足を付け、そこから見える世界を冷静に眺め、読み、分析し、行動している。そんな捕手的人間の時代がやってきたのである。
目次
第1章 誰でも「捕手的人間」になれる理由
第2章 捕手的人間の視界
第3章 捕手的シミュレーションの時代
第4章「先読み」と「逆算」の法則
第5章 受け身で攻める
第6章 他人の喜びを自分の喜びとする
第7章 「ケガ」と「孤独」と「逆境」を飼い馴らす
第8章 情報には表と裏がある
第9章 捕手的人間のための心理学
第10章 捕手的人間の最後の砦