感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
emi
51
美味しいものは大好きですが、正しい作法できれいに食べるのはそんなに自信が…。そんな私にぴったりなイラストの本はとてもわかりやすかったです。パエリアの殻付き魚介、モスバーガー、骨つき肉のきれいな食べ方…。ゆったりと楽しむためのマナーが時に緊張を強いるとてんで食べられないから味も分からなくなってしまう。そんなことがないように、手元に置いておきたいなぁと思いました。私はもんじゃ焼きは一度くらいしか食べたことがないんですけど、あの土手を作ることもできず、ヘラが全然うまく使えませんでした。また再挑戦せねば!2016/05/29
カナン
40
このナイフでどうすれば…と悩まずにはいられない、タワーのような巨大ハンバーガー。誰が最初に火傷するのか賭けたくなる熱々の炉端焼きや小籠包。駄目と知っていても左手を使わないと食べにくいインドカレー。失敗する人続出の焼肉屋のネギタン、辛さの扱いに惑うタイ料理、何故かムール貝と海老が取り残される海鮮パエリア。思い当たる方はこっそりこの本を読みましょう。しかし私の中で最も難易度が高いのは強引に右利きに矯正した箸の持ち方。高級フレンチより、食べる機会の少ない食材より、手元を凝視してくる人がいる時が一番混乱します。→2017/02/27
bluemint
15
具がいっぱい入ったハンバーガーをテレビでよく見るが、どうやって食べるのだろうといつも思っていた。ぐっと押さえて切るんですね。これでも横からソースや具が落ちてきそうなんですけど。何回か練習しなければ「きれいな食べ方」にはなりません。魚の食べ方だが絵が大雑把で箸の入れ方がよくわからない。ほとんどの料理は独特の成立理由があるので、それに沿って食べ方のマナーも変えないといけない。音を立てたり、手づかみでも良い料理など様々。料理人は、「自分の好きなように」と言うが、周りを気にしてしまうので、この本はありがたい。2018/01/19
きゅー
12
食事についてのマナー本はたくさんあるけれど、本書の特色は、マナーが強く求められるようなフランス料理や日本料理以外に、タコス、ホルモン、サムギョプサル、手羽先といったカジュアルな料理の食べ方が書かれているところか。それはマナーと言うよりも、タイトルのとおりに「きれいな食べ方」の方法であり、それは取りも直さず、その料理を一番美味しく食べる方法にもつながっているはず。肩肘張らずに、軽く読めるのもありがたい。2019/11/19
のぼる
11
タイスキやらもつ鍋やら、自分があまり食べない料理も多かったので勉強になった。マナーじゃなくてきれいな食べ方っていうのがミソかな。結局、自分も他人も不快にならなければいいわけだし、ルールにがんじがらめになる必要性はないし。吉野家やモスの食べ方まで載っていて面白い。北京ダックが食べたくなった。2013/04/05