AD(アシスタントディレクター)残酷物語―テレビ業界で見た悪夢

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AD(アシスタントディレクター)残酷物語―テレビ業界で見た悪夢

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  • サイズ B6判/ページ数 191p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784883927388
  • NDC分類 699.04
  • Cコード C0095

内容説明

夢を抱いて入ったテレビ業界。だが、その世界は想像をはるかに超えた悲惨で過酷な世界だった。ADは奴隷と同じ?ひどすぎるテレビの裏側。著者自身がテレビ局内でバラエティ番組のADとして働いた体験を再現したルポルタージュ。

目次

はじめに―テレビの裏側は想像以上に悲惨である
1 壊れていくテレビ業界
2 まるで奴隷 見習いAD
3 職場はサバイバル
4 恐るべき深夜番組
おわりに―負け犬がジャーナリズムに目覚める時

著者等紹介

葉山宏孝[ハヤマヒロタカ]
フリージャーナリスト。2005年4月テレビ番組の制作会社に入社、ADとしてバラエティ番組に配属。2006年3月制作会社退職。2007年4月出版社に入社。記者として経済誌制作に携わる。2009年2月出版社を退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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あび

6
テレビをまともに観なくなって久しい。バカ丸出しのバラエティ、ジャニーズやアイドルを起用し、出演者の名前だけで売る連ドラ。質の悪い番組ばかりで、作ってる連中は何やってるんだろとか思っていたが、血の滲む努力というか血に濡れた制作現場が、我々が観る映像の陰にあったのだと分かった。ADは奴隷であり、特に制作会社のADの扱いが激烈に酷い。もはやテレビ業界はどんどん衰退し、消滅してしまえばいいと思う。2016/04/09

q_ichi

3
たった一年の制作会社在籍でよくもまぁ、本が書けたものだ。行間からそこはかとなく漂う軽薄さは、著者の経験の薄さを如実に語っている。貧乏だろうがワーキングプアだろうが、テレビ番組を作ることが好きという一心で業界にしがみついてる人だっているわけで、それを問題定義だなんだと偉そうに論じるのはいかがなものか。たった一年で物事を論じることができるほど、業界は甘くないんでないかね。2010/10/20

舞台

2
過酷だと言われるTV業界のことがこれでもか、というほど書かれていました。暴力、セクハラ、パシリにリンチ。あげくの果てにパシリさせたADに借金させるなど、業界の膿がまあ出てくるわ出てくるわ。最近面白くないと言われるTV業界ですが制作現場が面白くないから、面白いものが作れないんじゃないですかね。ともかくTV業界は現場の改善をしたほうがいいと思います。時間に余裕があると良いように、心に余裕があるほうが、必ず良いものが作れるはずですから。2015/01/25

さとうれお

1
自腹は結構ありそうだね。2015/04/30

フローズンヨーグルト

1
「1年しか持たなかった」というより「よく1年も持ったな…」という印象。二ヶ月間休みなし、ミスすればミドルキックの嵐、安給料・・・。ブラックの代名詞、飲食業や小売業よりも遥かに大変なのではないだろうか。マスコミなどの華やかな世界は地獄のような激務の下に成り立っているが、そんな世界を覗ける一冊として面白かった。「自分もやられたから下の者にやる」という悪しき流れをどこかで断たなくてはいけない。2013/02/10

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