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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
も
24
著者が1ヵ月間限定で宿無しの日雇い労働者として生活したルポ。当事者へのインタビューだけではなく、実際同じ環境に身を投じて体験していてとても具体的。とはいえ、本来はきちんと職も家もある方なので、当事者より条件のいい仕事に就けたと思う。日雇い生活に疲れて心が荒んだのか元からなのか不明ですが、当事者に対する目線がとっても嫌でした。体験はしても気持ちを分かろうとしてないのかな?と。出版が5年前なのでだいぶ状況が変わっていると思う。今の状況を知りたいです。2015/03/04
北風
22
ルポライターの30日間の日雇い派遣での仕事ぶりを日記調に書いたものです。食事は極力節約。宿泊はネットカフェか山谷のドヤ。この本の最大の特徴だと思いますが、あきらかに著者の精神状態が途中からすさんできます。自分より立場の弱い人間のことを毒づいたり、テレビに向かって独り言を言ったり。「窮すれば鈍ず」を身をもって体験してくれたかのような本です。 オススメ度:★★★★☆2014/08/23
ショコラテ
20
一ヶ月限定の日雇い&ネカフェ・ドヤ体験日記。それ以上でもそれ以下でもない。日記だ。ひと月とは言え、実際に体験したのはすごいけど、ひと月我慢すれば日常に戻れるからかな、とは思う。ルポライターなのに、取材対象への共感どころか蔑みしかないのってどうなんだろう。「つまらない仕事・誰でもできる仕事」と日雇い仕事を腐すが、代替えの利かない仕事なんてアーティストくらいじゃない?19万稼いで「未来はない」とか…女性の平均収入知ってんのか。いろんな意味で腹立たしい。2018/12/16
文吾
11
★★★/図書館本。著者が1ヶ月と期限を切って日雇い労働者になるルポ。レビューは厳しいものが多い印象。私は興味深く読了しました。お試しではあっても1ヶ月自宅へ帰らずネカフェやドヤに寝泊まり。先日読んだ中高年ブラック派遣の本は著者に謙虚さがなく、上から目線でまだ若い雇い主を心で罵るプライドの高さに辟易したけど、これはまだマシ(覇気のない仕事仲間に苛つく場面はあるけど)。この著者は結局何がしたかったのかはわからないけど、日雇い労働はともかく貧困の現場を少しは知ることはできると思う。2017/09/10
Taichi Ishihara
9
セールになっていたので、読了。家無し日雇いでも生活していけるもんだが、これをずっと続けていくのは無理でしょう。筆者は結構、仕事している人をボロクソ言ってますが、単純作業という仕事でも必要な人は必要なんだと思います。Nこうした生活に甘んじている人をどのように、その人が望む生活にしていくのか。しかし、どこの世界でもそうですが、こうした状況でもうまく立ち回れる人、立ち回れない人が出るのは世の常なのだろうと思います。我々だって同じで、現状に文句言ってても仕方がないということです。2014/03/02