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内容説明
「落ちたら死ぬ!」157号/30年間通行止めの418号/道路上で遭難寸前の488号ほか、どの道路も「国道」なのに、命をかけなきゃ走れない!?「国道」とは名ばかりのとんでもない道を走る。酷い国道11本。
目次
1章 命がけの酷道ドライブ(初ドライブでいきなり酷道と遭遇―落ちたら死ぬ!崖っぷちの157号;ダート続きの史上最悪の酷道―30年間通行止のままの418号;沿道の状況も超過酷・謎の集団がひそむ酷道―林道と一体化している417号;チームで酷道にチャレンジ―路面がツルツルすべる152号)
2章 酷道周辺にひそむ危機(昔の設備が今も活躍する酷道―素掘りのトンネルが待つ193号;2つの県を横断する四国随一の酷道―落ち葉で埋もれたダート道・439号;半壊のまま放置されている酷道―電柱が宙に浮いている388号;通行ゲートが幾重にも立ちならぶ酷道―通行可能か不可能か?紛らわしい265号;酷道から絶景をのぞむ―県道よりも細くて険しい490号)
3章 酷道ハードアタック(雪の酷道を行けるところまで行ってみた―雪山遭難の危機が迫る488号;もはやどこが道路か分からない―徒歩でアタック・雪まみれの458号)
著者等紹介
鹿取茂雄[カトリシゲオ]
昭和52年生まれ。岐阜県在住。工業用薬品会社に勤務し、研究開発業務に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さすらいのアリクイ
7
著者の鹿取さんは車での走行が困難、または不可な国道を観に行ったり車で走りに行ったりするのが趣味だそうで。本の中で紹介されている道は路肩がえぐれている道、素掘りのトンネルを通る道、表面が氷結してしまい走れない道…など、こういう道を観に行くなんて物好きだよなあと。しかし著者の方たちの果敢な挑戦のおかげで本の中で紹介されている道の状態、情報を知ることができるので感謝。また酷道を観に行く道中で食べたものや観た風景が不意打ちな感じで目に入ってくるのかグッと来ます。目的のもの以外にも触れる描写がいい感じです。2018/04/15
ひこまる
7
自分も裏道ドライブは大好きで学生時代は険しい山道を結構走っていたものだが、流石に「立入禁止」の看板があったら引き返していたし、掲載されている157号線も「落ちたら死ぬ」看板までは行っていない・・・それでも外道ドライブマニアを自称していたがこの本によってあっけなく覆されてしまった。世の中にはこういう人種がもっと沢山いたのかと読了後はなぜか打ちのめされてしまった。自分はこの作者や仲間たちのような超弩級のアホにはとてもなれないorz これからは関連書籍を読むだけで楽しむこととしよう・・・2013/03/17
安国寺@灯れ松明の火
6
日本には「国道」の名を冠していながら、獣道同然の「酷道」がある――マニアック極まりない視点と、実際に日本各地の「酷道」をひた走る情熱。なかなか面白かったです……と言いたいのですが、「酷道」のひとつで遭遇した謎の白装束集団(何年か前にニュースになったあれ)を追いかけるあたりで興醒めしました。バカ話や寄り道は大好きなのですが、写真週刊誌的な押しつけがましさや自制心のなさは個人的に敬遠したいところです。ただ、「酷道」というネタは秀逸なので、そうした点が気にならない方は楽しめる一冊でしょう。2011/02/16
Sanchai
5
岐阜県出身者にはたまらない内容。冒険の内容を実名で詳らかにしちゃって大丈夫なのかと心配になった。国道152号線は、「秋葉街道」の名前で、1974年の岡田喜秋『山村を歩く』にも出てくるので、比較して読むと面白い。単に酷道の状況を描いているだけではなく、途中にある構造物や出会った怪しげな集団のことを後で調べたりもしている点は好感持てる。同じ調子で、四国や九州、東北の酷道でも、なぜこうなのかを後付けでも調べてみてくれるともっと良かった。明らかに中部編の方が面白い。2016/09/19
御座候。
3
印象としてはゆるめの技術報告書でした。日本列島は小さいように見えて意外と広いですからね。2024/09/17