ドル崩壊!―今、世界に何が起こっているのか?

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ドル崩壊!―今、世界に何が起こっているのか?

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  • サイズ B6判/ページ数 269p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784883926589
  • NDC分類 338.97
  • Cコード C0033

出版社内容情報

アメリカのサブプライム問題に端を発した経済の混乱は、世界中を破綻の連鎖に陥れようとしている。
いよいよ、巻き戻しが始まった!
巨大な規模に膨れ上がったフェイクマネー(ニセ金)。
吹き荒れるスタグフレーションの嵐!
リスク回避策が更なるリスクを呼び、ドルの価値はますます希薄化する。
FRBも、今や、手のうち用がない!

第一章 デリバティブ6京円
 今、世界に何が起きているのか?
 世界を席巻する金融の危機
 デリバティブ6京円
 レバレッジが拡大させたデリバティブの市場規模
  (コラム1)商品先物取引とレバレッジ
 世界経済に破滅をもたらすCDS
  (コラム2)信用保証とCDS
 フェイクマネー(ニセ金)の罪業
第二章 サブプライムローン問題の本質
 ウォール街G5の陰謀
 リセッション入りを回避せよ
 アメリカ住宅ローンビジネスの実態
 嘘つきローンの甘い罠(オプションARM)
 キャピタルゲインという名のドリーム
 モラルハザードの蔓延
 ホームエクイティローンの功罪
第三章 巧妙な錬金術の成れの果て
 現代の錬金術師たち
 誤解と詐欺まがいのRMBS(証券化商品)
 厚化粧で隠されたCDO(証券化商品)
 大手銀行の危うい賭け(SIV)
 無謀なレバレッジ戦略
 リスク回避がリスクを生む(CDSによる債務保証)
 サブプライムローン問題の全体像
 最も罪が重いのは誰か?
 ついに破滅が始まった(ブラディ・チューズデイ)
 モノライン格下げによる地方政府の窮状
 ついに来たCDSの危機
第四章 苦悩するFRB
 最悪のタイミング「ルール157」(会計基準の厳格化)
 なり振りかまわぬFRB
 実体経済の悪化が始まった
 FRBの究極の救済策(新型証券融資)
 評価損を利益とするマジック
  (コラム3)ベアー・スターンズに続くのはどこだ?
 フェイクマネー(ニセ金)と化した米ドル
第五章 ドル崩壊への道
 ドルとは何か?
  (コラム4)FRBは民間銀行?
 基軸通貨となったドル(ブレトン・ウッズ体制)
 固定相場制の終焉(ニクソン・ショック)
 ドルの希薄化が始まった(プラザ合意)
 世界経済に影響を与えた日本の政策(金融ビッグバン)
  (コラム5)金融市場中心の金利政策
 餌食にされたドルペッグ制(アジア通貨危機)
  (コラム6)空売りの仕組み
 ロシアのデフォルトと天才たちの破綻(LTCM危機)
 サブプライムへの予兆(ITバブル崩壊)
 アメリカ政府の危機感(ドル防衛宣言)
 新興経済諸国の苦難
 欧州に迫るバブル崩壊の危機
 ドルが崩壊する日
最終章 最後に残るのはどこなのか?
あとがき(監修者)

内容説明

止まらない破錠の連鎖!デリバティブ6京(6万兆)円!FRB信用失墜という最悪のシナリオ!60年間で28分の1になったドル!基軸通貨ドルが紙くずと化す日。

目次

第1章 デリバティブ6京円!?
第2章 サブプライムローン問題の本質
第3章 巧妙な錬金術の成れの果て
第4章 苦悩するFRB
第5章 ドル崩壊への道
最終章 最後に残るのはどこなのか?

著者等紹介

三橋貴明[ミツハシタカアキ]
中小企業診断士。1994年首都大学東京(旧:東京都立大学)卒業。外資系IT業界数社に勤務。2005年中小企業診断士を取得。通信業界に対し、企業の財務分析に基づく提案型コンサルティングを推進するかたわら、国民経済計算、国際収支などの国家の経済指標に財務分析の手法を応用、各国の経済分析と広報活動に従事する

渡邉哲也[ワタナベテツヤ]
1967年生まれ。日本大学法学部経営法学科卒。貿易・卸の企業に勤務の後、独立。複数の企業運営にも携わる。仕事上、海外の経済情勢に精通。外信記事やネットを通じて、内外の政治経済状況のリサーチと解析を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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手押し戦車

9
安定した金融情勢だと様々なデリバティブにレバレッジを尋常でない倍率にまで上昇させリスクと脆弱性を高める。金融バブルに酔い収益拡大の為に特別目的会社を作り売掛債権など資産を担保に手形を発行し償還時期手前で新たな資産を調達し借金で借金を返済し自転車操業を可能にして、元本保証を投資家が買えば買う程、売り手がデフォルトするリスクが上がる事を忘れていた。フェイクマネーを膨らませ無責任な投資をすると痛い目に合う。各付会社が高い評価を与えローリスクハイリターンの幻想を作りバブルで酔いお客に酒をついでいたFRBも酔いすぎ2014/12/11

スプライト

0
主としてサブプライム問題を扱い、ドル崩壊というタイトルには違和感。しかし、内容は3年以上たった今から見ても価値がある。2011/12/23

renren

0
韓国経済もの、中国経済ものを面白く読みましたが、これはあまりにも難しかった・・・orz 略称の金融商品の連発と、あとはもともと構造そのものが「わかりにくくし投資者をケムにまいて、責任逃れもしてやれ」というアメリカ証券関係者の意図どおりなんでしょうね。他人の金を右から左に流す輩にはせいぜい手数料しか渡しちゃならん、と思いました。モラルハザードの危険が完全に除去されない限り、グローバル化障壁排除なんてするもんじゃなかったですな。手遅れだけど。2009/11/09

many_sasakure

0
微妙だった。文章構成が下手。

さしとおう

0
◇金融工学って複雑怪奇だな。2009/08/26

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