内容説明
世界遺産熊野を舞台に事件は起こった！熊野に来た女の正体は。
著者等紹介
前田朋子［マエダトモコ］
１９５９年和歌山県生まれ。早稲田大学商学部卒。丸紅（株）勤務の後、地元の和歌山に帰り執筆業。小説推理新人賞、神戸女流文学賞で最終候補に、まんが＆ムービーオリジナルストーリーの国際審査に残る。第２回ぶんりき大賞受賞。執筆の他にも、関ジャニ∞「サマー・ストーム」原案提供、ＮＨＫドラマ「華岡青洲の妻」で和歌山ことば指導、関西テレビドラマ「約束」原案執筆等、各方面で活躍中（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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yamakujira
5
裏表紙の地図から長編のロードノベルを勝手にイメージのは間違いだった。田辺市請川に住む小説家が薄幸の女性を拾ってきたことから起きる殺人事件をえがいた表題作は、タイトルの通り熊野に来た女がもたらす切ない結末のミステリで、なんだか２時間ドラマみたいな味わいだ。でも、世界遺産にあやかっただけなのか、熊野地方を舞台にした意味が感じられなかった。もう１編の「透明な水」は、小学生に続くトラブルの謎を追う担任教師が、さらに大きな事件の真相にたどりつくのだけれど、むしろ小学生の事件の方に怖気を感じるね。 （★★★☆☆）2021/11/08
