内容説明
かわいくてたくましいマンガで読む樋口一葉伝。
目次
第1話 なっちゃん、産声をあげる
第2話 なっちゃん、平民組を結成する
第3話 なっちゃん、三郎と結婚する!?
第4話 なっちゃん、桃水と出会う
第5話 なっちゃん、恋にやぶれる
第6話 なっちゃん、文壇デビューをかざる
第7話 なっちゃん、借金大王になる
第8話 なっちゃん、名作を連発する
第9話 なっちゃん、咳がとまらなくなる
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みーなんきー
19
最近、有名な文豪のプライベートを知る機会が増え、樋口一葉もその一人だが、全く裕福でもなく、周囲の人間による恵まれた生活環境でも無い中、生活を支えるために何とか売れる小説を書かねばならず、それも何年も上手くいかず、苦悩とヒステリーの生活の中で、数冊の名著を書き上げた、とわかる。それは、ある意味人間的な親近感を感じる部分でもあり、はたまた当時の日本において今以上に意志の強い、強い女として生きていた、と知り、感心、尊敬する。2018/06/26
びすけっと
7
2004年11月刊。コミックによる一葉伝記。草紙を読みふけった童の頃、萩の舎時代から詳しく描かれています。桃水との出会い、桃水の一葉の筆の良さを見出し力を貸したこと、別れ。多感な時期でもあったこの体験はのちの小説に生かされたのだろう。他の作家、批評家、特に緑雨が「女性」作家として一葉と接することなく、一同人作家として対峙した男性たちに敬意を表したい。一葉ってどんな人だったのかをさくりと知るには良い一冊です。このコミックエッセイ画風、誰かに似ている…誰だろう(^_^)2016/02/01
のし
6
だれでも簡単に分かりやすく読める本。この本をきっかけに色々よんで知っていきたいと思います。2013/08/10
及川まゆみ
4
すごく分かりやすい本です。ただ書き文字が綺麗な方ではないので、私はちょっと読みにくかったです。こういう筆致は流行りなのかな。驚くことに誕生日が同じだったので、なんだか不思議な縁を感じ、これから一葉の本をいろいろと読んでみようと思いました。2014/05/13
fuwa
2
樋口一葉の作品はきになりつつも文語なので私には読みにくい。その点、こちらは漫画なので気軽に彼女の一生を知ることができ面白かったです◎2022/02/18