内容説明
ドラッグと聞いて、なにを思い浮かべるだろうか?白い粉、ぼろぼろの体、トランス系の音楽、血走った目、シャブ中、人間やめますか…、馴染みのない人にとってみれば「禁断の物質」であり、遠い世界のものに思われるだろう。しかしそのイメージの多くは誇張されたものであるし、実際のところ、そんなに特殊でも危なくもなかったりする。ドラッグの世界のルールはたった一つしかない。自己責任である。時として、そのルールの狭間でドラッグを知らない人たちからは想像もできないほど「人間らしい」やり取りが繰り広げられることがある。本書はその瞬間瞬間を切り取ったレポートである。
目次
イラン人から買ってみた
眠れない!
ドラッグはカッコいい?自家製ドラッグってどうよ?
裏山マリファナ栽培記
キノコか嫁か?
ケミカル『教授』の熱意
ドラッグと同性愛の関係
つき合いにくいヤツら
偽シャブで死の淵をさまよう〔ほか〕
著者等紹介
草下シンヤ[クサカシンヤ]
1978年、静岡県出身
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ニッポニア
41
完全に犯罪ですが、逃げ切ったものの回想。ドラッグを平然と語る、その飄々とした視点が怖い一冊。巻き込まれないように注意。以下メモ。サラリーマンをしていてドラッグの影響が出たことはほとんどなし、ドラッグとの付き合い方がうまい、と言われていた。コカイン、1グラム1〜4万円。ドラッグがきまると、疲れなくなる症状、10時間自転車を漕いでも疲れない。そんなことを聞いたら、やってみる、アスリートもいるのもわかる。マリファナを吸わせると太る、食べ物が美味しく感じるようになるから。2023/03/12
ちさと
19
KindleUnlimitedで読めるよ、とおすすめされて読了。実際に様々な麻薬に手を出してきた著者のジャンキー実録です。好きな麻薬の種類でその人間の行動パターンは決まってくるらしい。マリファナK君はぼーっとしていて、覚醒剤G君はテンパり気味。コカインY君はいつも元気すぎで、ケミカル系Kは何を言ってるのか分からない。ぶっ飛びすぎな友人たちとのジャンキー生活を淡々と語ることで、逆説的に麻薬って怖いなと思わせることに成功している(文中麻薬の善し悪しについては言及なし)。文章も面白く一気に読んでしまいました。2022/10/26
Shinya
9
audibleにて。 最近よく聴いている裏の話。 自分はやらなくても世界にはそういう人たちがいるんだと改めて認識できる。 合法ドラッグは合法なのでなく、法律がない無法ドラッグという記述に同意。2017/08/29
黒木 素弓
8
読書っていうのは、知らないことを覗き見するのにとてもいい。絶対に触れ合うことのないであろう世界のことを、具体的にまるでその場にいるかのように見せてくれた。2017/08/21
月明かりクラブ
4
面白かったー!!!2021/10/08
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