内容説明
およそ百四十年前、明治政府は、日本文化をクリエイトしていく者を育てようと、東京美術学校(現東京芸術大学)を設立した。美術官僚であった岡倉天心が二十八才の若さで校長となる。美校に理想の教育を求め、美術の世界で新しい時代を模索した菱田春草・横山大観の若い日々。明治・大正・昭和の文化に大きな足跡を残した彼らは、どのような軌跡をたどり東洋文明と出会ったか。
目次
ONCE UPON A TIME
HIDEMARO
SHUNSOU
DON CHAN
夏休みと戦争
卒業制作
UPROAR(大騒ぎ)
日本美術院谷中研究所
JUST TWO OF US INDIA
ボストン美術館
『六角紫水のボストン事件簿』
日本美術院五浦研究所
病魔―文展開催
『落葉』
GOOD BYE
著者等紹介
石原佳代子[イシハラカヨコ]
1959年5月21日生まれ/東京都出身。武蔵野美術大学造形学部油絵学科卒。現在は学参・教材編集プロダクション制作部員
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