ひとさし指から奏でる しあわせ―全身麻痺で車イス。でも一人暮らし

ひとさし指から奏でる しあわせ―全身麻痺で車イス。でも一人暮らし

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  • サイズ A5判/ページ数 206p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784883851058
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

目次

第1章 心にある言葉はいつも「ありがとう」ひとさし指から広がる世界(一瞬の医療事故;やばい、間に合わない;全身が震えた手術の日、「彼に会いたい」と思った;明子の作ったチキン南蛮弁当だよ ほか)
第2章 一瞬にして夢が消えた日 与えられたものも、また大きかった(最後の別れかもしれん;一命はとりとめたが…;あきこ がんばれ!;ピアノ以外に生かす道はない ほか)

著者等紹介

坂中明子[サカナカアキコ]
1974年12月20日宮崎県串間市生まれ。1977年串間幼稚園入園。1981年串間市立福島小学校入学。1987年串間市立福島中学校入学。1990年私立宮崎女子高等学校音楽科入学。1993年私立宮崎女子短期大学音楽科入学。1995年同校卒業。1995年6月宮崎オペラ協会所属。1995年9月医療事故により、全身麻痺になる。2000年検査により左のひとさし指が動くとわかる。2003年NPO法人「YAH! DOみやざき」の支援を受けて一人暮らしを始める

坂中浩子[サカナカヒロコ]
宮崎県串間市生まれ。1965年宮崎県立福島高等学校卒業。1965年東京音楽大学ピアノ科入学。1969年同校卒業。1969年10月、同郷の喜明氏と東京にて結婚。学生時代からレッスンしていた生徒達を引き続き指導。1974年3月串間市に帰郷。12月長女明子誕生後、坂中ピアノ教室を開く。2003年ホームヘルパー2級取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あつし

1
「心の中にある言葉はいつも『ありがとう』」など、多くの素敵な「言葉」に出合いました。ある医師の言葉に対して、「知識だけの世界で生きている人には、目の前の現実だけがすべてなのか。人間にとって心の占める割合がどんなに大きいか、この知識人は知らないのだろうか」という記述がありました。「言葉」の大切さもあらためて教えられました。2013/03/20

黒木 素弓

1
身近に、こんなに懸命に、しかも明るく生きている人がいるんだな・・・生きていくことは、一つ一つ諦めていくこと・・・坂中さん親子の強さと、周囲の人の愛に感動しました。2010/12/27

キヨシ

0
病院にお世話になるときのめぐりあわせというのは、本当に大きなものがあるなあと感じています。坂中さん一家は、多くの病院を訪れていらっしゃって、良い対応、悪い対応、さまざまであったように読み取ることができました。私の一家も娘の病気のために病院とずっとかかわっているのですが、とてもめぐりあわせがよかったなと感じることが多くありました。医療事故にも遭いましたが、幸い、命をつなぐことができました。救ってくださったのは、主治医の先生でした。2015/10/17

mochi_u

0
三島由紀夫さんの『金閣寺』を読んだ時、発したい物がそのまま出て行かないもどかしさについて共感したことを覚えています。体は内側に生じたものを外部へ伝達する為の重要なインターフェイスです。もしある時、それがいうことを聞かなくなってしまったら。この本は、翼をもぎ取られても内側にこもることなく、懸命に世界へ開こうとされている方とそのお母さまの紡がれたエッセイです。人さし指で綴られた文章には、強さと矜持が満ちていると感じました。こうして様々なことに挑戦されている方と対等である為にも、もっと多くを知っておきたいです。2015/02/06

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