出版社内容情報
写真家ジョー・スペンスが、階級、家族、乳がん、そして医療制度との闘いの記録を写真とテクストでたどる自己探求の軌跡。
内容説明
写真家ジョー・スペンスが写真とテクストでつづる自己探究と創作の歩み。階級、家族の拘束と格闘し、乳がん患者として医療の権威に立ち向かい、フォトセラピーによる心身の解放を追求して、1992年に亡くなったスペンスが、ここに甦る。
目次
ホワイトカラーの勤め人になる
カメラ・クラブでの日々
大農園の秘書になる
大通りで写真館を開く
方向転換―ドキュメンタリーへ
「写真ワークショップ」社
女性グループ「ハックニー・フラッシャーズ」の仕事
性のステロタイプに揺さぶりをかける
視覚的自伝―家族アルバムを越えて
『家族アルバムを越えて』のあと
メディアに使われる/メディアを使う
写真史を再構築する
社会人学生になる
家族写真をセラピーに使う
健康の写真だって?
解放のためのフォトセラピー―病気、母、セクシュアリティ
女の視線
質疑応答のいくつか
傷だらけで行く
著者等紹介
スペンス,ジョー[スペンス,ジョー][Spence,Jo]
1934~1992年。写真家
萩原弘子[ハギワラヒロコ]
1951年生まれ。主著に『解放への迷路』(1988年)、『この胸の嵐―英国ブラック女性アーティストは語る』(1990年)などがある
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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