内容説明
小林秀雄によって語られた「美」が戦争に寄り添っていくプロセスを解明。美そのもの、思想そのものが内包する「負の本質」の問題に対峙する。
目次
第1章 唯物論と純粋持続
第2章 批評の科学性
第3章 資本主義と自己意識
第4章 美学イデオロギーの形成
第5章 戦時下の日本文化論―小林秀雄から西田幾多郎・坂口安吾へ
補章 “私”の解体/“物語”の解体―牧野信一と川端康成
著者等紹介
野村幸一郎[ノムラコウイチロウ]
1964年、三重県伊勢市生まれ。立命館大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。京都橘大学文学部助教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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