内容説明
経済学史をはじめて学ぶ読者に向けて、これまでに学んだ世界史の知識との接続も意識しながら、親しみやすく解説した入門書。アダム・スミス、マルクス、ケインズをはじめとした主要な経済学者に加え、ゲーム理論、進化経済学などの話題も取り上げ、各章で解説するトピックを1つに厳選することで、個々の経済学者の中心となっている考え方をしっかりと捉えられるよう配慮した。読みやすい2色刷。
目次
ジョン・ロック:私的所有権の起源
アダム・スミス:市場社会の基礎理論
リカードとマルサス
カール・マルクス
限界革命
アルフレッド・マーシャル
ソーステイン・ヴェブレン
ジョン・メイナード・ケインズ
フリードリッヒ・ハイエク
ミルトン・フリードマン
ゲーム理論
進化経済学と経済学の未来
著者等紹介
江頭進[エガシラススム]
愛媛県生まれ。1996年京都大学大学院経済学研究科後期博士課程卒業(経済学博士)。1997年より小樽商科大学助教授、2007年より同教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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パリティ。
11
初学者向けに近現代の世界史の概説を併記した、経済学史の教科書。これは近年、学生の歴史などの知識不足が顕著なために本書一冊で記述を完結をさせるための著者の工夫(妥協)である。歴史知識が小説や新書などで補強され、八年近くの歳月をかけて、ようやく本書を読むことが出来ました。2022/09/16
ドラマチックガス
9
経済学のなんとなくの流れを知りたくて。本屋で目についた経済学史ものから一番薄いのを選んだ。ところどころわからない部分はあったけれど、当初の「大体の流れを掴む」はできたと思う。ハイエク、フリードマンへの「誤解」は、まさに僕も嵌まっていたところ。15年の本だからかMMTには触れておらず。でもこれはまた別の話なのかな? さて、このほんの「ところどころわからない部分」は、何を勉強すればわかるようになるのでしょう…2024/12/07
パリティ。
4
2015年6月10日初版。2015年前後、我が家では2011年3月に起きた東日本大震災の衝撃とともに知識への投資が進んでいた痕跡が窺えます。2023/08/06
パリティ。
2
大学時代に一番勉強した分野が経済学と経営組織論だったでしょうか。懐かしいです。2024/08/05
すぎ
0
比較的新しい学問である経済学の歩みを紹介したもの 図書館2022/11/05