内容説明
マクロ・レベルでの多様な主体間のつながり方や組織化のメカニズムについて分析を行う経営組織論の一分野「マクロ組織論」を概説した入門テキストです。マクロ組織論にかかわる現実のトピックを紹介した「現象編」とそれを読み解く「理論編」の二部構成により、初学者が具体的イメージをもって各テーマが学べるよう配慮されています。数多くの図表を収載。2色刷。
目次
システムとしての組織
第1部 現象編(組織デザイン概論;サプライヤー・システム;技術と組織;クラスター;多国籍企業;標準化;組織不祥事)
第2部 理論編(コンティンジェンシー理論;資源依存理論;コンフリクトとパワー;取引コスト理論;組織エコロジー論;新制度派組織論;組織のネットワーク理論;組織アイデンティティ)
著者等紹介
山田耕嗣[ヤマダコウジ]
1969年大分県生まれ。1993年横浜国立大学経営学部卒業。1998年東京大学大学院経済学研究科博士課程企業・市場専攻単位取得退学。現在、専修大学経営学部准教授
佐藤秀典[サトウヒデノリ]
1980年茨城県生まれ。2004年東京大学経済学部経営学科卒業。2010年東京大学大学院経済学研究科博士課程企業・市場専攻単位取得退学。現在、横浜国立大学国際社会科学研究院准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ともも
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組織をどのような基準で構築したらよいのか、組織の様々な構造ごとのメリット、デメリットなどが紹介されている。大企業のサプライヤーシステムや多国籍企業についての組織論は斜め読み。バーナードの公式組織の成立条件は参考になった。1.コミュニケーション:相互に意思を伝達できる人々がいること。2.貢献意欲:それらの人々は行為を貢献しようとする意欲をもっていること。3.共通目的:共通目的の達成を目指していること。以上、3つの成立条件を満たす公式組織を成立、存続させ、協働システムを維持することが経営者の役割。ほほぉ。2019/06/25