出版社内容情報
初めてゲーム理論にふれる方が、そのおもしろさ,有用さを理解できるよう,難しい数式を用いずにわかりやすく解説した入門書.
内容説明
本書は、初めてゲーム理論にふれる方が、そのおもしろさ、有用さを理解できるよう、難しい数式を用いずにわかりやすく解説した入門書です。経済学に限らず政治学、社会学、経営学まで身近で社会的に関心の高い問題をとりあげて、それをゲーム理論ではどう考え、どう解くのかを説明していきます。中学生から大学生、さらにもう一度学び始めたい方まで、ゲーム理論に興味のあるすべての方におすすめの一冊です。2色刷。
目次
ゲーム理論とは
囚人のジレンマと支配戦略均衡
規格間の競争とナッシュ均衡
ゲームの木と逆向き帰納法
戦略的投票の分析
公共財供給のゲーム分析
協力ゲームのコア(非分割財の分析)
投票のパワー分析(シャープレイ値)
投票ゲームのコアによる分析
破産問題の分析(協力ゲームの仁)〔ほか〕
著者等紹介
船木由喜彦[フナキユキヒコ]
1980年東京工業大学理学部数学科卒業。1985年東京工業大学大学院総合理工学研究科博士課程修了(理学博士)。東洋大学経済学部専任講師。1995年東洋大学経済学部教授。1998年早稲田大学政治経済学術院教授。専門、ゲーム理論、実験経済学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ステビア
11
今期は著者の講義を取ってました。数学を使わない易しいゲーム理論ということでとってもわかりやすいです。後期はもう少し難しいのがありますが受講するか迷ってます。2014/07/16
nekozuki
4
数式を使わないゲーム理論の入門書。著者の好みが表れるのか、前回読んだナツメ社の本と比べると数式を使わない入門書と言っても全く内容が異なる。本書は2人ゲームだけでなく、3人の間でのゲーム、特に投票行動におけるゲーム理論の説明が詳しくなされている。企業活動としての規格間競争や公共サービスの提供など、実際の社会でどのようにゲーム理論が生かされるかが複数の観点から説明されており、1冊が薄いこともあって入門には最適。2014/06/01
山のトンネル
3
9002023/04/14
柊
1
テレビゲームとかとはまた別なんやなと理解。2018/07/14
葉
1
ゲーム理論講義を簡単に言葉で述べられた本である。ざっくりとゲーム理論とはどういうものかという話からペイオフマトリクス、囚人のジレンマ、ゲームの解き方などについて書かれている。協力ゲームに関する仁の存在なども書かれているため、意外と幅広いと感じた。また、やり直さないといけない。2014/07/09