内容説明
不安定の度合いを増すグローバル化。それは現在どう在り、何処に行き着くのか?帝国アメリカ、越境する市民運動やNGO、東アジアの将来、国家破綻や市民権などの観点から考察する。
目次
第1部 アメリカの行方(“帝国”と政治空間の変容;「グローバルなリベラル・デモクラシー」と「ワイマールの亡霊」―レオ・シュトラウスの浮上は何を物語るか ほか)
第2部 新しい市民社会運動の行方(グローバリゼーションとシビルソサエティ―NGO機能の類型化の試み;グローバル化時代におけるメタ・ネットワークの実際と可能性―アイデンティティからネットワークを考える ほか)
第3部 東アジア・東南アジアの行方(思想課題としての日韓関係;グローバル化と地域統合における日中関係 ほか)
第4部 国家破綻・コスモポリタニズム・市民権の行方(アフリカにおける国家変容とその理論的・現実的射程;NATO空爆5年後のベオグラードから ほか)