内容説明
本書は、現実の経済現象を理解するための手段としての経済学の、文字通り基礎を身につけるためのものである。現実の経済に対する関心や興味が、必ずしも経済学に対する関心や興味につながっていない状況にあって、その乖離を少しでもなくすことが、本書の目的の一つである。また、本書により経済学に興味をもってもらうとともに、金融論や財政学、あるいは国際経済学や環境経済学といった、より専門的な個別の分野を学ぶための準備を提供することも意図している。
目次
1 経済の基本問題と経済システム
2 消費者と生産者の行動
3 市場均衡
4 経済厚生と不確実性
5 国際貿易・国際資本移動・為替レート
6 マクロ経済学の基礎概念
7 経済政策
8 国際マクロ経済学と経済変動
9 マクロ経済学のミクロ的基礎
10 これからの課題
著者等紹介
塩沢修平[シオザワシュウヘイ]
1955年東京都に生まれる。1978年慶応義塾大学経済学部卒業。1980年慶応義塾大学大学院経済学研究科修士課程修了。1986年ミネソタ大学大学院博士課程修了、Ph.D.1987年慶応義塾大学経済学部助教授。1994年慶応義塾大学経済学部教授。2001年内閣府国際経済担当参事官(2003年まで)。現在、慶応義塾大学経済学部教授
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