内容説明
本書では数学のユーザーとしての立場を強調し、解析学を中心に、最近の経済学やファイナンスで使われる数学の分野の中でも特に関数解析や確率解析につながるような立場から初歩の解析学を解説し経済学、統計学、ファイナンスをこれから学ぶ学生や、専門的に研究する人が必要とする事項を中心に書いたため、スチルチェス積分や2次元のテイラー展開等に相対的に多くのページが費やされている。
目次
1 準備(集合;ベクトルと行列)
2 関数と微分(連続関数;微分 ほか)
3 積分(定積分;積分の性質 ほか)
4 差分方程式入門(差分と和分;差分方程式入門)
5 多変数関数の微分(多変数の連続関数;微分 ほか)