内容説明
本書は、家族・旅・酒等をテーマにカモ(鴨志田穣)が書き綴るスーパーエッセイ。創作に勤しみながらも酒に溺れゆく日々や戦場カメラマンであった過去の記憶、子育てなどを赤裸々に想い描く。いつも、ばらっち(西原理恵子)に言いたい放題のマンガネタにされているカモが、ついに逆襲のペンを握った。
目次
家族(誕生木;とりあたま家族旅行記 ほか)
異国(ひもじい思い出;怖い乗り物 ほか)
酔い酔い(北酒場で酒豪二人;人はどうして桜が好きか ほか)
煮え煮え(思い出のエロマンガ;カメラマン廃業!? ほか)
著者等紹介
鴨志田穣[カモシダユタカ]
文筆家。64年7月、神奈川県川崎市生まれ。5歳の時に父の転勤に伴い、北海道札幌市へ移住。高校卒業後は浪人生活を経て多くの職に就く。24歳の時に片道切符でバンコクへ向かい、長期滞在中に日本人ジャーナリストと知り合って戦場カメラマンとなる。以後、ボスニア・ヘルツェゴビナなど戦火の中を駆け回る
西原理恵子[サイバラリエコ]
漫画家。64年11月、高知県高知市生まれ。武蔵野美術大学在学中に『ちくろ幼稚園』(小学館刊)でデビュー
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
noko
3
何年も前に読んだので再読なんだけど、内容ほとんど覚えてなかった。サイバラさんの漫画、いいわー。どんなに辛い我が家の大事件的なことでも、笑えるように描いてる。鴨のゴーゴーバーにいるアプサラちゃんの話が一番印象に残りました。騙されているようで、騙しているから、どっこいどっこいなのかも知れないけれど、人生かけ過ぎてて、転落していんじゃないかと心配。鴨さん飲み過ぎですよ。北海道の旅とか読むと、呆れて溜息が出ちゃいます。2013/05/28
mon
1
西原理恵子さんの最初の夫、鴨志田穣さんの手によるエッセイ集…色んな国で、色んなものを見て、怖いもの知らずかのように見えて人一倍繊細な人柄が垣間見えた。酒に溺れるのも、その敏感さゆえ、アルコールの力を借りないと忘れられないのだろう、現実の過酷さを。2024/10/08
かめぴ
1
西原画伯のひとコマ漫画と、鴨志田氏の文章で二度楽しめる。。しっかし、こんなにも爆笑したのは、他にはない。2010/08/13
なつみかん
1
サイバラのイラスト、1コマにして爆弾、カモちゃんは自身が爆弾!2010/02/03
樽
0
きっとふたりともつらい思いで過ごしていたんだろうに、それをこんな風にギャグにするのって、すごい。2011/03/02
-
- 和書
- 明解演習線形代数