晋遊舎ブラック新書
鯛という名のマンボウ アナゴという名のウミヘビ―食品偽装の最前線‐魚・肉・野菜・米

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  • サイズ 新書判/ページ数 239p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784883806911
  • NDC分類 498.54
  • Cコード C0276

内容説明

ハンバーグにカンガルーの肉が混入!?アナゴの正体はウミヘビ!?タイの代わりにマンボウ!?高級白身魚の刺身はナマズが原料!?回転寿司のエンガワは北の海に棲む巨大カレイからとっている!?放射線で殺菌された国産ジャガイモが流通している!?「国産米100%」と書かれていても外国産ブレンド米!?食品業界の「黒い秘密」に迫る、渾身のルポルタージュ。

目次

第1章 魚編(1)―代用魚がまかりとおる仁義なき世界(ヤクザが偽シシャモに激怒;本物のシシャモは万に一つもない ほか)
第2章 魚編(2)―毒魚を食らわば皿まで(ハマチの刺身二切れで「風邪が吹っ飛ぶ」;「刺身盛り合わせ」は産地表示免除 ほか)
特別付録 主な代用・偽装魚介類リスト
第3章 肉編―食品業界最大のブラックボックス(企業秘密「牛エキス製造法」;業界暴露「牛エキスに乳房・ペニスも」 ほか)
第4章 野菜編―防腐剤から放射線まで殺菌の手口あれこれ(奇形発生「ろっ骨が首の骨と」;国内唯一「ガンマ線照射イモ ほか」)
第5章 米編―知らないうちに外国産ブレンド米(「米偽装はずっと続く」;ゼロに向かう食糧自給率 ほか)

著者等紹介

吾妻博勝[アズマヒロカツ]
1948年、福島県の農家生まれ。学生時代から各国放浪後、98年まで『週刊文春』で各種事件を中心に取材・執筆活動。現在、「食」の裏側の取材と、指名手配中の国外逃亡犯を追跡中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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kinkin

83
「震える牛」という小説を読んだことがあるだろうか。牛肉食品偽装にまつわる話だ。この本ではそんな肉に纏わる話や前半では寿司屋や割烹、回転寿司で使われる代用魚の実態や加工品、コンビニやスーパーを始めとする弁当類の食材にも触れている。この本を読んで感じたのは日本人はいつのころからか飽食で本物を安く食べたいという欲が深まっているということだ。本物と思っていても実はニセ食品を食べきれないほど買って余れば捨てる、日持ちするように様々な添加物で加工されたものを毎日のように食べていること。図書館本2019/07/01

魚京童!

19
これ読むとと食べるものがなくなるから、読めないよね。まーでもしょうがないでしょ。消費社会だし、資本主義だ。どこかで何かをしないとお金が稼げない。法律で縛り切れないものはこうなる。法律で縛れば、大企業は抜け道をつくる。どうしようもない。根本が間違っているんだから。人の良心なんて存在しない。上からの利益目標があるだけ。しょうがないよね。どこかでどうにかお金を作らないといけないんだから。どうせわかりゃしない。やっちまえ!ってなるのは当然。そのまま滅びればいいと思うよ。2019/05/15

Akiko Shimizu

3
ギャー!!来週回転ずし行きたいと思ってたのに、こんなの食べられるか!ってなっちゃう恐ろしい本。オエ~2014/04/17

ワイルドストロベリー

2
食の汚染や偽装の事はある程度の認識はあるつもりだったが、これ程までとは怒り、驚き、あきらめの心境。食物汚染の結果が不妊症をもたらしているに違いない。特にコメに関しては袋に新米とか、産地の印刷もでたらめで古米や中国産の物が混入されているのが当たり前だというところには、驚いた。最近購入した千葉産の新米、ホントに新米なのかと思うほどおいしくないと感じていたので、これは偽装されたものだと確信した。大手のスーパーも信用できないとは。全てが信じられない世の中に生きていることに虚しさを感じた2014/10/18

1
ソースがないものが多いので真偽は不明。魚は代用してメニュー表記を偽らなくても、そのままの魚の名前で出しても、食べる人は少なくないと思うのですが。2013/11/04

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