感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
内島菫
25
私はまどの作品のさじ加減が好きだ。例えば「空気投げ」のラストのコマ、あの場面でのあの一言で終わるという引き方に、読者もエア背負い投げされたような気分になるしかない。それから「リスと犯罪」で本物のリスとされているのが、リスの着ぐるみの頭部のみを被った人間で、どうみても本物のリスではないのだが、本物のリスとして、でもどこか変な感じで話が展開される。この本物と偽物の線引きがおかしなところでなされるそのさじ加減が、笑えるようでもあり虚を突かれるようでもある。2018/10/10
河村祐介
1
本人の後書きにあるようなえもいわれるぬ記号のような距離感というのは確かにという。2021/04/30