目次
第1章(さぶ・カトちゃん;ボス、シケてますよ;童貞ソー・ヤング ほか)
第2章 「小説」
第3章(男と男の結婚・男、友情の旅篇;結婚式のスピーチのために記す―※挨拶と軽い自己紹介の後に、以下…;誰もが一度は考えること―ボノボ、その生態(二〇〇五年の暮れに書いた日記より) ほか)
著者等紹介
根本敬[ネモトタカシ]
1958年生まれ。東京都目黒区出身。81年、故・長井勝一氏編集発行人の月刊漫画誌『ガロ』でデビュー。蛭子劇画プロダクション・チーフ。他に文筆・映像・デザイン・講演・出版プロデュース等、多岐に渡り活動する。また、「幻の名盤解放同盟」として廃盤歌謡曲復刻の尖兵を切り昭和歌謡ブームの礎を築く。第十一回みうらじゅん賞授賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ありす
4
「幾ら「心の闇」がどーしたこーしたと議論しようと、肝心の「心の闇」が奴らにはないのです。全部電燈つけっ放し。」p.157 「「これでいいのだ」の裏には「これでいいのか」の問いかけがある。故に、そう易々と「これでいいのだ」とは言わせない」p.1622009/02/05
RHINO
3
バロウズと一条さゆりとフェラクティは同じ日に死んだ2009/04/13
Katsuto Yoshinaga
2
著者の漫画はデビュー時より愛読し、活字や名盤開放同盟に主フィールドを移してからも、著作を追いかけていたのだが、ここ10年ほどちょっと熱が冷めていた。根本氏の著作も積読のままだったので、あらためて根本氏の因果ワールドを楽しもうと手にとった一冊。本書に収録されている小説はあいかわらずの作品で実に面白いのだが、その他のコラムは、かつての迫力に乏しく好好爺な感すら漂い、残念な気持ちになる。さすがの根本敬も年をとったのか。たしかめるべく積読となっている諸作品を手にとってみよう。2014/09/27
v&b
2
「小説」が読ませる。ほかも良い。『因果鉄道の夜』『人生解毒波止場』を読みたくなった。2009/05/03
halfpint
2
知らない間に根本さん再始動してたのね。3ヶ月連続新刊とは…やっと●●の呪縛が解けたのか(根本さんでさえそんなふうになっちゃうことがあるんだというのはショックだった)。ひと安心。『電氣菩薩』下巻はまだかな!2009/03/21