感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
A'
3
短編集。どの話も暗示的であり、感性で読ます話しっぽいのに、硬質的で柔らかななイメージ。2010/08/10
鷹図
3
いつか見た、決して忘れられない、記憶にない風景。矛盾が矛盾として機能しない世界の物語。2009/07/30
Aladdin
2
幻想的な雰囲気がたまらない。ジェミニと、セルピエンテ・デュルミエンテが好き。2010/09/22
プロムナード
1
ながらくの積読、尾崎翠を読んだ勢いで開いてみました。相変わらずの、夢うつつの幻想と、魔術と、乙女心とに、ほわーんとろーんとなります。「幻想的」と評されるマンガはたくさんあれど、津野裕子さんの作品群は「幻想文学的」と評され得る稀有なマンガだと思います。ガロで読んでいたこの頃の作品は本当に好きだったので、無事に本にしてもらえて良かった!かつての富山弁の世界から離れ、ヨーロッパ的異国風エッセンスが前面に出ている本書。その代表作ともいえる「ジェミニ」の魔女と娘の話はもっともっと書きついで欲しいです。2015/08/23
kujira
1
なんていうかとっても青林工藝社な漫画だなあ、と。丁寧な絵に夢のような悪夢のような、ちょっとだけうすら寒い、意味があるようでないようでな話。みたいな。双子ちゃんの話のシリーズが好き。2013/03/09