感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
阿部義彦
11
とんでもないバッドチューニング!凄いものを読んでしまった!マイ古本屋の御主人推薦の漫画本です。こんな縁でも無ければまず読むことも無かったであろう怪作。青林堂工藝社発行。ガロの後継雑誌「アックス」に連載されたそうです。作者は無名に近く13年近く漆関係の仕事をしていたそうです。その知識を総動員して、ここまでくだらな過ぎてお下品だが、最後は追憶でグッと来る作品を仕上げるなんて!装丁がフラミンゴスタジオでテリージョンスン&ヤンポップ名義になってるけど、これ湯村輝彦さんですよねー、最高の組み合わせ!頭ン中桃源郷‼️2025/03/15
目黒乱
5
最初のころ、漆関係の説明が長く、それを読むのがしんどくて、途中で放り出してしまったのだが、『部屋干しぺっとり君』に感動したので、ちゃんと読んだ。途中からだんだん、でたらめとはいえストーリーが現れ、最後にはデタラメなりにちゃんとクライマックスを迎える。流れとか整合性は無茶苦茶だが、その無茶苦茶を好む者です。P.192は大笑いした。やられた。お金があれば、何冊か買って人に配りたい。2014/02/22
龍國竣/リュウゴク
4
漆の塗り方について詳細に描かれている。著者としては漆芸を本職にする方に失礼があるといけないと考えた故という生真面目な作品である。漆原によるオチ、世界征服を企むクライマックス。大笑いはないものの、くすりとさせる笑いの要素が詰まっている。2013/07/17
電球
3
毎回毎回、呆れるほど適当なシメで終了するという芸風に魅かれた。投げっぱなしの美学を感じた。2010/06/01
こばこ
3
結構はちゃめちゃな気はするけど,でも一応ストーリーの流れが有るから読める感じ. 無駄に漆の事には詳しくなったが,果たして使える所が有るのだろうかと2010/03/20
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- 和書
- 續天台宗全書 顯教 3