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内容説明
本書は、コミケットの歴史を概要と公式発行物でたどるクロニクルを中心に、その内実であった参加者の視点、外から捉え報道された記事、主催者側の流れで、大きく構成されています。
目次
カラーグラビア
コミケット前史
初期のコミケット
川崎市民プラザを中心に
第1期晴海
TRC・第2期晴海・幕張
第3期晴海
有明ビックサイト以降
参加者側からのコミケット―サークル・コスプレ・設営・企業
外側から見えるコミケット―新聞・雑誌報道・商業誌作品・アンケート
主催する側からのコミケット―理念・準備会
ジャンルコード―その遍歴にみるコミケの流れ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
富士さん
3
参加者へのアンケート調査の結果は、公式だということも含めて垂涎です。初回からのすべての回が当時の文章を引きながら丁寧に解説されており、同時に通読するだけで当時の状況が伝わって来る貴重な資料であると同時に、いつでもオタクは度し難く愛おしいものだと感じさせてくれます。ジャンルごとの座談会企画も証言として貴重です。しかし、全編にわたって米澤嘉博さんのコミケへの想いが横溢しているのが本書の一番の魅力でしょう。これをホームページで公開するということも、そんなコミケの理想を汲んだ、コミケらしい試みであると思います。2023/12/07