こんちゅう稼業

秋山亜由子

青林工芸舎（2003/03発売）

• サイズ A5判／ページ数 188p／高さ 21cm
• 商品コード 9784883791293
• NDC分類 726.1
• Cコード C0979

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[コットン]

何気なく手に取った１冊。冒頭の「虫ん子」から、この世界観にドップリ！心安らぐ面白さ。カバーを外すとそこにも虫たちのイラストが…

2013/07/05

[小梅]

漫画なのですが、不思議なお話しばかりでした。ちょっとクセになりそう…

2014/07/02

[ねむねむあくび♪]

読友さんからの借り本。繊細なタッチで虫たちが描かれている。虫の儚さに、人を重ねて読んでしまう。不思議な虫の世界がおもしろかった♪

2014/02/17

[nyanco]

素敵な表紙、この世界観が大好きです。扉の次のカラーページや、目次に使われている蝶文様などは、単行本出版に際して描かれたイラストなのでしょう。本編のコミックは、いかにも「ガロ」といった感じの絵と内容でした。「虫ん子」の時代背景無視の殺虫剤が面白い。この小道具の使い方が良く、登場人物全てのキャラも良い。ちょっと嫌な親方様も…なラストも大好きな作品。本当に秋山さんは虫好きなんですね～。大人向けの作品、もっと読みたいのでもう一冊オーダー中。

2010/05/18

[fu]

長らく読みたい本に登録していたが、ようやく読めた。虫の絵本のような牧歌的な子供向け作品をイメージしていたが、作風は民俗学的であり「遠野物語」を思い起こさせる。人、動物、昆虫など生き物のみみならず、生命をまっとうした後の世界も含め死生関わらず焦点を当てて望遠鏡と顕微鏡を併せた遠近自在なズームで覗いた独特の秋山ワールドを堪能できる。

2017/01/02