内容説明
マンガ、パロディ、評論など、表現に関わる人たち、同人誌やHPなどを主催する人たちが知っていなければならない著作権の様々について考える。
目次
第1回 マンガと著作権に関するシンポジウム―マンガ家・評論家編(著作権法の概要;著作権上で許される引用とは?;著作権が保護するものと保護しないもの;過去にあった著作権裁判 ほか)
第2回 マンガと著作権に関するシンポジウム―法律専門家・マンガ家編(パネラーあいさつ;インターネット時代の表現の自由;インターネット上の新しい著作権;商標権と特許権 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hibimoriSitaro
2
再読。2001年8月初版。テキスト本だけど単色ながらカラーインクだ。めんどくさい話かもと身構えてしまうがこういうのはパネラー次第で,好きなマンガ家が発言するせいか意外や楽しく読めた。特に後半みなもと太郎が元気でよかった(合掌)。昨今わりと目にする「原典がばれないと困るのがパロディで、ばれると困るのが盗作」というとり・みきの言説がここで見られる。他に著作権法や判例の一部が紹介されている。2021/12/17
かのやまん
0
シンポジウムを文章に起こした本。このあとシンポはしてないのかな。してたら本にしてくれないかな。もっとよみたい2009/06/09
Chicken Book
0
(p132まで) 日本の著作権法とフランスのパロディ法、アメリカのフェアユースなど、創作物とその権利についてどう考えるか。知識の断片的なものを得られた。「厳密に完全なオリジナルは存在しない」とか「アイディアとは既存の要素の新しい組み合わせでしかない」といった発言からは、文化継承や文化の発展についても考えさせられる。2021/01/28
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