内容説明
太宰治のあたらしいイメージを発見する!文壇デビュー作『思ひ出』から代表作『人間失格』まで、作家の生涯を捉えた原風景へ、作品に登場するゆかりの地の写真と文章から迫る!高校時代のノートを始めとする太宰ファン必見の貴重な写真が満載。
目次
第1章 原風景を辿る(小説・津軽の舞台散策)
第2章 イメージの転機(思ひ出;葉;逆行;道化の華;創生記;富嶽百景;東京八景;津軽;春の枯葉 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
黒木 素弓
7
太宰治の代表的な作品を、舞台となった場所やその時の社会情勢、太宰治の生活や考え方などを踏まえながら、解説している。写真が多くて、わかりやすかった。2012/10/06
Tonex
0
太宰初心者にとって、わかりやすい本だった。第1章は小説『津軽』の舞台をめぐる文学紀行。青森に行きたくなる。初めて太宰治の生家の写真を見た。大きい! 第2章は代表作品の解説。これを読んで初めて太宰治の小説の意味がわかった。よくわからない小説も良いガイドブックがあると面白くなる。太宰治クラスになると、きっともっと詳しい解説本があるに違いない。他の本も読んでみたい。2013/09/06