内容説明
白粉ぬって紅さして遊女人形たちは恋しい貴方を待っている。雪国生まれの風俗嬢。人形制作に出会い、作り撮り溜めた十八年の真実。遊女人形の存在に込めた思いや物語を添えた、叙情漂う人形作品集。人形達は私自身―名も無き女の物語。
著者等紹介
花[ハナ]
人形作家。雪国生まれ。中卒。十九歳より風俗嬢になる。二〇代前半でシングルマザー。風俗と肉体労働で都会と地方を転々とし、三〇代で人形制作と出会う。2017頃から色街や遊廓跡・レトロラブホテルでの人形撮影開始。大事な人達と人形を写した、ごく私的な写真を撮り溜めてゆく。これまでは作品の販売をすることなく制作と撮影を楽しみ、公募展への挑戦とグループ展に参加。2023に初個展を開催。2015よりSNSで作品の発表と自分の過去や風俗業の思い出語りなどを続けてきたが、地元や風俗業においても、自分の作家活動は明かしていない。2016、岩槻創作人形国際公募展実行委員会賞。2019、同展入選。2022、My・クリエイティブドール展審査員賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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