出版社内容情報
海外の怪奇幻想小説から、傑作を選りすぐり、
一流の翻訳で、ホラー愛好者に贈るナイトランド叢書。
いよいよ第3期配本刊行開始!
第3期第1回配本は、
英国の名匠E・F・ベンスンの怪奇幻想傑作集、第2弾!
吸血鬼、魔女、降霊術――そして、奇蹟。
恐怖と奇想の洒脱なブレンド!
死者の声を聴く発明、雪山の獣人、都会の幽霊……
多彩な味わいでモダン・エイジの読者を魅了した、
ベンスンが贈る、多彩な怪談12篇!
怪談は、ディレッタントの愉しみ。
★好評発売中=E・F・ベンスン「塔の中の部屋」
かくて死者は口を開き
忌避されしもの
恐怖の峰
マカーオーン
幽暗に歩む疫病あり
農場の夜
不可思議なるは神のご意思
庭師
ティリー氏の降霊会
アムワース夫人
地下鉄にて
ロデリックの物語
E・F・ベンスン[イー エフ ベンスン]
著・文・その他
山田 蘭[ヤマダ ラン]
翻訳
内容説明
英国の名匠が贈る、多彩な怪談12篇!吸血鬼、魔女、降霊術―そして、奇蹟。恐怖と奇想の洒脱なブレンド!怪奇幻想傑作集、第2弾!
著者等紹介
ベンスン,E.F.[ベンスン,E.F.] [Benson,Edward Frederic]
1867年、英国バークシャー州の聖職者の家に生まれる。1893年、デビュー作のユーモア小説Dodoがベストセラーとなる。以降、小説、伝記はじめ幅広い分野の、100点を超える著作を上梓した。1940年歿
山田蘭[ヤマダラン]
英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ニミッツクラス
30
【日本の夏は、やっぱり怪談】〈其の二・洋編〉18年(平成30年)の税抜2400円の単行本初版。ベンスンの第二短編集(英1923年)の完訳で12編を収録。幽霊一辺倒の作風だと思っていた(解説でも触れている)が、少なくとも短編については多種多様で上質。欲を言えば連作が欲しい…2作目「忌避されしもの」の主人公の義兄などは他の話に登場しても良いなぁ。「幽暗に歩む疫病」の三人の相似的で異状な死に様…たとえポワロの脳細胞をもってしても解けない謎だろう。「アムワース夫人」は衒いの無い吸血鬼物で安定の怪奇譚。★★★★☆☆2024/07/26
翠埜もぐら
15
あまり他のアンソロジーではお見掛けしない作品ばかりの短編集。SFチックな「かくて死者は口を開き-」(最後の最後がちょっとびっくり)、UMAものの「恐怖の峰」、クライムサスペンス+ホラー「農場の夜」、コメディ?と言うよりは皮肉で辛辣な「ティリー氏の降霊会」。話ごとに雰囲気が全く違うのは、E・F・ベンスンが小説だけでなくスポーツや伝記も手がける人だったそうなのでそのせいかしら。何はともあれとても楽しめました。2024/04/26
ロア
15
やはりゴシックホラーはイギリス作家に限りますね(´∀`,,人)♥*.2018/05/01
ふるい
9
洒脱な英国怪談、面白かったです。なかなか陰惨な怪異ものが並ぶなか、最後は穏やかな幽霊譚で締められるのも味わい深い。お気に入りは「忌避されしもの」「ティリー氏の降霊会」「地下鉄にて」。2018/09/20
qoop
9
前著と比べると見劣りするものの、相変わらず多様さは確保されている怪奇小説集。現代的視点でUMA/妖怪を語った〈恐怖の峰〉、降霊術を扱った怪談実話風の(つまり曖昧な趣きの)〈マカーオーン〉、著者のユーモラスな視点が存分に味わえる〈ティリー氏の降霊会〉など印象に残るものもあるが、〈かくて死者は口を開き-〉は別格。SFホラーと因縁譚が無理なく結びつき、時代を色濃く感じさせてくれる。2018/03/08
-
- 和書
- 土木社会史年表




