光文社新書<br> オールカラー版 日本画を描く悦び

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光文社新書
オールカラー版 日本画を描く悦び

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  • サイズ 新書判/ページ数 180p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334037673
  • NDC分類 721.04
  • Cコード C0271

内容説明

一九九五年、第四六回ヴェネツィア・ビエンナーレにおいて東洋人初の絵画部門名誉賞を受賞した著者は現在、ニューヨークに拠点を置きながら世界各地で活躍を続けている。母の影響から人生を変えた岩絵の具との出合い、そして「日本画の持つ底力」まで、思いのすべてを描き尽くした一冊。

目次

序章 私の考える“日本画”
第1章 原風景
第2章 優れた芸術が生まれるには
第3章 芸術家の資質
第4章 夢、現実、生、死
第5章 日本画という確信
第6章 現在地

著者等紹介

千住博[センジュヒロシ]
1958年東京都生まれ。’82年、東京藝術大学美術学部絵画科日本画専攻卒業。’87年、同大学院後期博士課程修了。日本画家。京都造形芸術大学教授。’95年、ヴェネツィア・ビエンナーレで東洋人として初めて絵画部門名誉賞を受賞。2002年、第13回MOA岡田茂吉賞大賞受賞。同年、大徳寺聚光院別院(静岡)の襖絵、’13年、大徳寺聚光院(京都)の襖絵を完成させる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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おいしゃん

37
そごう美術館の千住博展をきっかけに。どうして現在の技法に至ったのかがよくわかり、より氏の絵が魅力的に思えた。2019/04/09

yamaneko*

6
ほかの進路を絶って、日本画に挑む著者の気迫が感じられる。体力も気力も 要る仕事なんですね。2013/12/01

そーすけ

2
313*どうしてこんなに攻撃的な文章なんだろう。現状に不満なの??2022/10/04

散歩牛

2
著者らしい、とても分かりやすいがとても深淵にアートが語られた本。あくまで著者の主観が書かれたものだが充分面白く一気に読んでしまった。冒頭、宇宙が始まり地球ができ、初期人類の誕生から今日までの流れが示される。アートはどう生まれて変化を続けながら人間にとってどういう存在であり続けているのか。その流れの上に存在しようとする著者自身の話が語られる。その強固で明確な歴史観・世界観と、その中に自身のアートを生み出そうと苦闘する姿に著者の(マゾヒズムとは全く異なる次元の)ストイックな姿がみえてくる。アートって凄い。2015/11/08

トラッキー

2
日本画の画材が太古から地球上に存在した鉱物からできていて、何百年先でも少しずつ変化しながら、それでも大きく劣化することなく存在し続けるという説明に、今更ながら日本画の本質を見た気がする。千住さんの日本画にかける意欲、気力が伝わってくる佳作だか、ちょっと自慢話ぽいところが、鼻につく。2014/05/05

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