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内容説明
ゴシックを愛で、頽廃美に耽溺するダーク・ヴィジョン。魔術的エロスに彩られた驚異の美術館第2集。図版も豊富に収録。ゴシック・ヴィジョンや魔術的エロスの創造者、デカダンに耽溺する者、少女幻想を追い求める者など、異系の作家たちを集めた未曾有の書。
目次
1 dark and gothic visions(秘匿の神の実;セクシュアル・デーモンの復活;灰色に輝く女怪;グロテスクの豊饒;地獄の身体改造)
2 magical eros(優雅で残酷な幻想植物のエロス;融合の淫夢;みだらな肉の迷宮;神秘主義とエロスの夢;暗黒のメルヘン;女肉の牢獄)
3 decadent visions(アンドロギュヌスの幻影;悪魔と女;化粧台物語;優雅で淫らなマネキンたち;戦慄のファム・アンファン;腐蝕の美神像)
4 forbidden dreams(青い官能の灼熱;マリオ=マリオネット;不運の幻視者;イメージに閉じ込められた少女;血に酔う幻想少女)
5 library noir
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
HANA
2
こういう方面のアートは表だって語られることが少ないから、これは貴重な情報源。惜しいのは絵や写真の紹介だけで、画集や写真集の情報が少ないこと。趣味にあったものが幾つもあるし、もう少し詳細な情報が欲しかった。ほとんどが洋書で手に入れるのは難しいだろうけど。2010/08/26
小鈴
2
豊穣なグロテスクの世界へようこそ。2010/04/03
紅独歩
1
しかし、読み終わってみると肝心の画家・写真家・出版社について得るものが、あまりにも少ない。作品写真が不明瞭なモノクロで収録されているのは、その性質からして仕方ないとしても、本文までが情緒的過ぎるのではないか。ほとんどの作家が本邦初紹介であるならば、その作家の基本データを優先するべきで、作品から受ける印象を分析するのはその後でよい。その分析が見慣れたフロイト的な解釈によるものであるのならば、なおさらだ。著者の示そうとしているベクトルが興味深いだけに、残念に思う。2010/02/11