著者等紹介
坂井暉[サカイアキラ]
1974年、慶應義塾大学法学部法律学科卒業。1998年、九州大学大学院法学研究科修士課程修了。福岡女子大学附属図書館、福岡県立図書館勤務等を経て、福岡県太宰府市民図書館・筑紫野市民図書館を創設し館長。純真女子短期大学助教授、九州龍谷短期大学教授等を歴任。現在、近畿大学通信教育部非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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detu
44
『図書館戦争』を読んでから図書館そのものに興味をもつ。そう『図書館の自由に関する宣言』である。この本の数あるテーマは『図書館戦争』で描かれていた事そのものでした。図書館の独立性、利用者の個人情報の保護秘匿、司書の仕事に対する夢、苦労、労働条件。役所上部との整合性。また問題図書とされる本の扱い。問題利用者等々、全ては法律に則っての問題解決、憲法にまでさかのぼり、権利、自由、義務について深く掘り下げて検証する。それでも図書館の未来は問題山積である。主人公は作者自身のようで優しくも優れた人物のようだ。図書館本2016/07/29
yomite
8
近代通信教育の生涯学習論テキストは、他のテキストと違い口語体で書かれ大変読みやすくて分かりやすかった。他のテキストの堅い文章がどんなに眠気を誘い、読み進むのに辛かったことか。坂井氏の優しい心遣いに心から感謝した。そんな坂井氏の著書というので特別に期待して読んだ。期待どおり、いや期待以上に読みやすくて解りやすかった。指定管理者制度についても深く切り込まれていた。図書館に関心がある方はぜひ読まれてほしい。2016/08/21
☆よいこ
4
司書なら読んで損は無い。もしカウンターに警察がきて「利用者のデータを見せて」と言ったらどうするか。資料の弁償についてなど、とても具体的な事例を法的に説明してくれる。2017/05/03
あられ
3
図書館情報学を学ぶ方 向けのようだが、ストーリーがあるので読みやすくわかりやすかった 素人の私は、図書館で本を借りるということにこれだけの法的な根拠があることを知らなかった 図書館の役割って、民主主義にとって何よりも代えがたいものだと思った 「図書館戦争」本も読み、映画も楽しんだ あの世界観、何を大仰なと思っていたがすとんと腑に落ちた あちらももう一度読んでみようと思う2021/10/25
32gon
1
なんと913.6です。小説仕立2017/01/16