目次
第1章 米(英)国際石油資本の統合合併下における新グローバル秩序の構築と中国参入のインパクト
第2章 中国における石油安定供給体制の変革と構築
第3章 世界石油化学工業の構造変化と中国など新興国企業の台頭
第4章 新興市場経済の成長と石油化学産業の発展
第5章 中国のエネルギー安全保障政策
終章 21世紀における石油・石化産業の新展開と日中協力の意義
著者等紹介
奥村皓一[オクムラコウイチ]
国際エコノミスト、経営学博士、1961年早稲田大学政治経済学部卒、東洋経済新報社編集委員、大東文化大学国際関係学部教授を経て、1992年より2008年まで関東学院大学経済学部教授。日本大学経済学部、国学院大学経済学部で「現代グローバル資本主義論」を講義しつつ、研究、執筆活動を行う。現代資本主義システムの実証的研究で定評があり、金融と銀行、情報通信メディア、国防、航空宇宙、石油・エネルギーなど広範囲な分野における多国籍資本や業界の実態や構造を分析した多数の雑誌論文(エコノミスト誌など)や学術論文・著書がある。目下、米中関係を含む米国金融資本の新覇権秩序の解明に取り組む
竹原美佳[タケハラミカ]
独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)石油天然ガス調査部主任研究員。1991‐92年北京大学留学で中国研究の専門家となり、1993年石油公団(現JOGMEC)入団。中国室、企画調査部(中国担当)を経て2004年3月より現職。中国、中央・西アフリカ担当。中国の石油・天然ガス需給や内外の資源確保、安定供給体制を系統的にフォローしている
田口定雄[タグチサダオ]
国際産業エコノミスト、コンサルタント。1958年東京外国語大学ドイツ語科卒業。1962年社団法人化学経済研究所入所。海外調査部、編集部長、関東学院大学、大東文化大学、法政大学で非常勤講師を勤め、現在は独立の筆者として、調査研究、評論、執筆活動に従事。世界の化害産業大手企業を中心に、国際石油・石油化学、医薬・バイオテクノロジー、新エネルギー・環境企業やプラント・エンジニアリングなどの分野における米欧多国籍企業の分析・研究の第一人者
呉磊[ゴライ]
雲南大学教授。雲南大学歴史学部卒業、雲南大学世界史学科修士課程修了、雲南大学国際関係史博士学位取得。現在、雲南大学教授ほか雲南大学国際関係研究センター副院長、雲南大学エネルギー安全保障戦略研究センター主任、中国中東学会常務理事を兼任。広い国際的視野から現代中国のエネルギー・セキュリティ研究の第一人者。21世紀のグローバルな視点から中国のエネルギー戦略(平和的発展)についての大胆な提言を行っている
久保新一[クボシンイチ]
関東学院大学経済学部教授。1967年早稲田大学大学院商学研究科修士課程修了。関東学院大学経済学部助手、講師、助教授を経て1982年教授。横浜国立大学、横浜市立大学、神奈川大学、明治大学、福島大学等で非常勤講師。中国天津南開大学(1990年)、上海財経大学(2005年)でも集中講義や特別講義を行う。世界経済論や日本経済のグローバル研究のなかで、日中経済間の平和的戦略互恵関係の構造を解明する。1987年から中国での現地調査も開始、多くの留学生を育て中国の研究機関や大学で活躍している。2004年より、中国内モンゴル地区での植林活動を行うと同時に、地域循環型社会形成のモデル研究にも取り組む。2006年より大学院経済学研究科・文部科学省社会連携研究プロジェクト「グローバリゼーションの進展と地域経済社会の変動に関する研究」(2010年まで)第3グループ主任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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