目次
月物語その1 古代人と月
月物語その2 ガリレオの描いた月
月物語その3 月面地図製作小史
月物語その4 月のフォークロア
月物語その5 竹取物語と月
月物語その6 月世界旅行
月物語その7 描かれた日本の月
著者等紹介
星河光佑[ホシカワコウユウ]
1959年北海道生まれ。長時間露光撮影により、時の流れ、積み重なる時の形の不思議を、写真の中に表現する手法で、主に天象の写真を撮影する。北の写真集団DANNP会員
杉山久仁彦[スギヤマクニヒコ]
1948年北海道生まれ。1973年東京造形大学ビジュアルデザイン科卒。株式会社DWH代表取締役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ハミング♪♪@LIVE ON LIVE
100
読友さんの紹介。なんと美しいのでしょうか・・・!?綺麗過ぎて、ため息が出ます。神秘的で幻想的で素敵な月の写真集。タイトルもまた写真にマッチしており、説明も短くて、ちょうどいい。「月物語」で、昔の月に関する本や絵や資料を紹介しているのがおもしろい。「月の雑学」は興味深かった。これを読んだら(眺めたら)、月の魅力にもっと迫りたくなった!好きな写真は、「月と桜の語り」「遥か遠くからの訪問者」「夜想曲の詩」「黎明の詩」「秘密の花園」「光の競演」「月と太陽のランデブー」「月、太陽、星の晩餐」「月暈の光」。2013/04/08
はるき
35
月は何も語らず、ただそこにある。フィクションの力に何度も助けられて来ましたが、自然の美しさには有無を言わさぬ力があります。美しいです。2017/02/06
Tomokazu Kumada
24
風景写真家‐「星河光佑」さんが長年撮りためた夜景写真の中から「月」をテーマにした写真を集めて、「風景の中の月」ではシンボルとしての月と地上の風景を、「時間の中の月」では時間と共に変化していく月の様子を多重露光という手法で1枚のイメージに重ね、静止した時間の軌跡を。「杉山久仁彦」さんがこれらの写真の構成と文を担当されており、月をより深く知る為に月と人類の関わりの長い歴史から七つの「月物語」として配置し、月に纏わる詩や科学・雑学もコラムとして紹介されています。夜毎移り変わり永遠の再生を繰り返す月の写真集。2013/03/10
Amy
9
まさに絶句ものの美しさ。もし写真展があるなら行きたい。そして、星河光佑さんの写真に杉山久仁彦さんによる文と構成がもうお洒落で絶妙!タイトルと添えられた気の利いた文章にページをめくるたびに新しい世界が広がって…ファンタジーなお話がはじまりそう。月物語のコラムがいいスパイスで楽しめる。何度も開きたくなる一冊だった。お気に入りは「月への扉」「月光浴の花」…しかしやはりどれもいい。2013/05/06
タムタム
7
どれも美しく、神秘的な写真。こんなにたくさんの表情を見る事が出来るなんて。まさに眼福。詩や歌、神話、古くから多くの人の心を奪った月ならではの 様々な話がもりこまれています。私にとっての本の感想はいわば鏡花水月と言ったところでしょうか。2013/04/01