感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ
124
雲を見上げるのではなく、飛行機から見下ろすのでもない。雲と同じ高さからの写真集、天の刻。…渡る風が山脈にぶつかり、目の前で雲に変わっていく。ここは雲の生まれるところ。悠久の刻。…天を染める太陽。雲海を泳ぐ風。ここに人工物はなく全ては自然である。北穂高から遥か遠くの富士まで、雲の橋が架かっている。月夜が照らす世界に言葉はいらない。なぜだろう、涙腺が緩む。…雲の上で生きてみたい。雲の上で眠っていたい。写真集は大判で、厚みと重量感があり、地球色の美しさ。1998年発刊、100頁の大迫力。竹下光士氏。お薦めです。2021/07/24
ぱるる
13
天空の幻想的な世界の写真集。3年前の北アルプス燕岳山頂から見た感動の風景を思い出す。再びと思うけど今年もまたお預けだ。2021/08/02
美幸
4
自粛の生活で閉塞感に辟易してる。そう言えば、朝日を見てないなぁと。天の川を見てないなぁと。街中でない、自然の中の風景を早くみたい。と切に思った写真集。2021/07/31