内容説明
主人公・白鳥琢磨は、日本企業からミシガンの子会社をテコ入れするために出向。「ジャパニーズヤクザ」とまで言われた巧みな人心掌握術で、まずGMやフォードといった巨大企業との取引を対等に交渉、さらに日本の本社とも堂々と渡り合い、その旧弊を突破する。「おれは『ミシガン無宿』。公民権のない海外出向社員はきつい」と言いながらも、彼は情熱と誇りをもって仕事に取り組み、やがて社員の心をつかむのだった。
著者等紹介
西安勇夫[ニシヤスイサオ]
1953年兵庫県生まれ。1971年兵庫県立篠山産業高等学校機械科卒業。1971年宝塚索導管株式会社(現日本ケーブル・システム株式会社)入社。1972~99年生産関係の単能機や自動機を百数十台設計・製作。1982年一本流し生産ラインの設計・製作により社長賞受賞。1988年生産技術課長。1999年柏原工場次長。2001年ハイレックス・コーポレーション(日本ケーブル・システム米国子会社)工場長。2002年ハイレックス・コーポレーション副社長。2004年日本ケーブル・システム株式会社退職
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