内容説明
大航海時代に遡るヨーロッパ列強の植民地戦略から、そのヨーロッパから一歩遅れたアメリカの世界戦略。そして、明治維新以降動き出した、我が国のアジア進出と、その延長上に帰着する大東亜戦争(太平洋戦争)を概観し、さらに、ハル・ノート解釈、野村大使による対米通告への疑問等を通して、真珠湾攻撃へと至る経緯を辿るとともに、歴史から私たちは何を学ぶべきかを考察する。
目次
1 アメリカ領土拡大の歴史(欧州諸国の南北アメリカ大陸への進出;スペインによるフィリピンの植民地化;アメリカ独立と領土拡大政策)
2 日本の領土拡大と日米の確執(日本固有の領土;日本の開国と領土拡大;日米の確執と軋轢)
3 日米開戦に至る経緯(日本側の開戦に至る経緯;米側の開戦に至る経緯 ほか)
4 真珠湾攻撃後日本に勝機は残ったか(名和統一教授著『日本紡績業と原棉問題研究』;軍備の格差;作戦上の見込み;ミッドウェイ作戦)
5 日本軍の優れた戦い(マレー進攻作戦;パレンバン攻略(落下傘部隊)
蘭印ジャワ進攻と軍政
撤退作戦)
著者等紹介
赤堀篤良[アカボリアツヨシ]
1940(昭和15)年生まれ。1963(昭和38)年鹿島建設入社後、二〇年以上海外工事を経験。最終職歴は海外事業本部副本部長
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