内容説明
日本が大東亜戦争の真っ只中、化学分野の研究員であった著者の祖父・木之倉佐之助(きのくらさのすけ)は一匹の蛇らしき不思議な生き物を手に入れた。木之倉がつけた観察日記を紐解くと、そのは虫類はあの伝説の動物ツチノコの姿形とあまりにそっくりだったのである。
目次
第1章 捕獲された奇妙ないきもの
第2章 観察記録(昭和十七年八月~昭和十八年二月)
第3章 野槌の研究とその時代背景
第4章 野槌についての考察と疑問
第5章 観察記録(昭和十八年二月~昭和十八年九月)
第6章 野槌の生物学的位置づけ
第7章 骨格標本の行方
第8章 ツチノコ伝説との比較と検証
第9章 野槌の棲息環境と条件
第10章 軌跡なきあとで
著者等紹介
木乃倉茂[キノクラシゲル]
1959年、東京都狛江市生まれ
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感想・レビュー
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本 読むぞう
14
戦時中、軍医だった著者のおじいさんに持ち込まれた謎の生物の生態、スケッチなどを記したノートをもとに書かれていますが、中に数枚、明らかに未知と思われる、ツチノコにしか見えない生物とその骨格の写真が載っていて、もしこれが本物だったらどえらい発見では、と、興奮しながら読みました、内容もページ数も薄めですが、夢があっていいなあと思いました、2014/04/04
もあ
2
大東亜戦争の真只中、化学分野の研究員であった僕の祖父・木之倉佐之助は一匹の蛇らしき不思議な生き物を手に入れた。木之倉がつけた観察日記を紐解くと、そのは虫類は、伝説の動物「ツチノコ」の姿形にそっくりで…!!2020/02/06
ekura
0
いわゆるフェイク・ドキュメンタリー。
無職のハゲだよ\(^-^)/
0
失礼ながら、もっと荒唐無稽な夢物語を期待して借りた。しかし、その予想を裏切って、かなり現実的に考察された本だった。ツチノコの真偽はさておき「日本固有のクサリヘビ」こういわれるといそうな気がしてくる。2014/09/28
ケイ
0
どこかにフィクションですの記載があるものと思ったけれどなかった。え、手記は実在なの!?空想日記かもしれないけど。野槌と戦争と環境破壊について。 どっかで生きてるの見つからないかな。2012/08/25