内容説明
漱石、鴎外、芥川、谷崎、三島、中島敦、幸田文、山本周五郎、宮本輝―名文で綴られた良質の小説との出会いと、それらにまつわる家族の想い出を綴った心温まる文芸エッセイ。旧き良き日本のならわしや生活を伝える秀作。
目次
自分を見つめて(性、狷介;とかくこの世は ほか)
思い出の傍らに(コロ;お見立て)
父母を想う(氷解;おふくろ ほか)
人を想う(軽便鉄道の通った道;代筆 ほか)
世を想う(空を飛ぶ鳥のように;嫁 ほか)
著者等紹介
大橋雅之[オオハシマサユキ]
1934(昭和9)年5月神奈川県小田原市生まれ。二十代後半、生きる意味や生き方をつかめなかった時、小田原はじめ塾々長和田重正先生を知り、光明を見出すとともに教育の重要性を認識、教員の道に入る。昭和54年から随筆誌に投稿、少しく文章修練をする。平成12年末から詩にも手を染めてみる
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