内容説明
その時スペインの植民地西サハラは、モロッコとモーリタニアに挟撃され独立の苦悩に喘いでいた。台湾・中国で一千万部を超え、世界の若者を熱狂させた台湾人女性作家、破天荒・感涙のサハラ生活記完訳。
目次
1 サハラの物語(砂漠の中のレストラン;平沙は漠漠たり夜に刀を帯びる;結婚記;向こう三軒両隣;にわか医者施療を為す;幼い花嫁さん;禿げ山の一夜;砂漠観浴記;愛の果て;日曜漁師;死を呼ぶペンダント;天へのはしご)
2 哀哭のラクダ(わが手で城を;親愛なるお姑様;収魂記;寂地;砂漠で拾ったお客たち;聾唖の奴隷;サバ軍曹;哀哭のラクダ)
著者等紹介
三毛[サンマウ]
本名陳平。1943年中国四川省重慶で生まれ、5歳の時に家族と共に台湾に渡る。中学2年の秋から引きこもりの生活に入り休学。その後中国文化学院(現・中国文化大学)哲学系で聴講生として学んだ後、スペインに留学。1974年、サハラ砂漠でスペイン人のホセ・マリア・クェロと結婚。砂漠での生活を題材にした物語「中国飯店」が台湾の新聞に発表されるや、三毛フィーバーを引き起こし、主に自らの生活を題材とした作品を次々と発表。夫ホセの死後、1981年に台湾に戻る。その後も執筆活動を続けるが、91年に死去。享年48歳。著書は、台湾、中国においては一千万部を超えるベストセラーになっている
妹尾加代[セノオカヨ]
高知県出身。京都外国語大学英米語学科卒業。1964年9月より1年間、台湾省立師範大学(現・国立台湾師範大学)国文系に留学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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