サハラの歳月

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サハラの歳月

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  • サイズ 46判/ページ数 494p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784883442898
  • NDC分類 926
  • Cコード C0098

内容説明

その時スペインの植民地西サハラは、モロッコとモーリタニアに挟撃され独立の苦悩に喘いでいた。台湾・中国で一千万部を超え、世界の若者を熱狂させた台湾人女性作家、破天荒・感涙のサハラ生活記完訳。

目次

1 サハラの物語(砂漠の中のレストラン;平沙は漠漠たり夜に刀を帯びる;結婚記;向こう三軒両隣;にわか医者施療を為す;幼い花嫁さん;禿げ山の一夜;砂漠観浴記;愛の果て;日曜漁師;死を呼ぶペンダント;天へのはしご)
2 哀哭のラクダ(わが手で城を;親愛なるお姑様;収魂記;寂地;砂漠で拾ったお客たち;聾唖の奴隷;サバ軍曹;哀哭のラクダ)

著者等紹介

三毛[サンマウ]
本名陳平。1943年中国四川省重慶で生まれ、5歳の時に家族と共に台湾に渡る。中学2年の秋から引きこもりの生活に入り休学。その後中国文化学院(現・中国文化大学)哲学系で聴講生として学んだ後、スペインに留学。1974年、サハラ砂漠でスペイン人のホセ・マリア・クェロと結婚。砂漠での生活を題材にした物語「中国飯店」が台湾の新聞に発表されるや、三毛フィーバーを引き起こし、主に自らの生活を題材とした作品を次々と発表。夫ホセの死後、1981年に台湾に戻る。その後も執筆活動を続けるが、91年に死去。享年48歳。著書は、台湾、中国においては一千万部を超えるベストセラーになっている

妹尾加代[セノオカヨ]
高知県出身。京都外国語大学英米語学科卒業。1964年9月より1年間、台湾省立師範大学(現・国立台湾師範大学)国文系に留学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tai

19
読友さんが紹介されて手に取る。感謝です!1974年、西サハラでの生活、原住民サハラウィの異星人くらい異なる価値観や思考にガンガン揺さぶられる。著者、台湾人の三毛とスペイン人の夫ホセの喜怒哀楽溢れる生活は刺激的です。「サハラ砂漠はこよなく美しい。だがそこでの生活は、この上ない気迫をあがなって自分を適応させていく必要があった!」「私たちは広大な土地で暮らしていたが、精神的には非常に閉鎖されていた。」1976年にスペインが統治を終え、国が無くなる。植民地支配、奴隷が当たり前に在った。描かれる光と陰が重い。2020/09/05

ともっこ

18
台湾出身の作家・三毛による西サハラ滞在記。前半と後半で受ける印象が全く異なる。 前半は破天荒な著者とそれ以上にブッ飛んだサハラの住人たちとのハチャメチャエピソード。著者が滞在していたのは今から40年以上前だろうから、現在でもこの本に書かれているような風習があるのか分からないが、かなり興味深く読んだ。 後半はガラリと変わり、時代や政情に翻弄される西サハラの様子が描かれる。情勢の激流に逆らえず、成す術なく打ちひしがれる著者。 最後は涙なしでは読めなかった。2020/06/28

taku

16
砂漠に心を掴まれた彼女も、アフリカの手に掴まれたと言っていいのだろう。スペイン領サハラ、乾いた大地での移住生活は環境的に厳しく物質的に貧しい。それでも砂漠に恋する心の水分は枯れることなく、夫と二人、サハラ生活や先住民サハラウィとの触れ合いに、様々な感情が重ねられていく。異国人夫婦の暮らし振りと、不知案内なこの時代、この地を知ることができて刺激がある。ユーモアや温かみの明、植民地である事実や風習の暗。カバー写真のように、光と影のコントラストがさらに吸い寄せる一冊だった。2022/10/31

DEE

14
サハラに心奪われた台湾人の著者。彼女を離すまいと同じくサハラにやってきたホセとサハラ砂漠で結婚。そこで慣れない生活を始める。 文化の違う土地でのバタバタの生活という内容と思ったが、次第にスペイン、モロッコなどサハラを巡るキナ臭い争いへ重苦しくなっていく。もう40年以上前の話だが、ちょっと調べてみると今でも問題を抱えているみらしい。ラストは衝撃的で、なぜなんの罪もない原住民がこんな理不尽な目に会わなければならないのかと思う。定規で線を引くように定めた国境に何の意味があるのか。加えて著者の人生も相当に激しい。2020/10/23

Speyside

11
日本では殆ど知られていないが、中華圏では1000万部を売り上げた台湾の人気作家 三毛による「アフリカ最後の植民地」西サハラ滞在記。台湾や中国の友人達の薦めで手に取った。 前半の『サハラの物語』では、著者とスペイン人夫の冒険に満ちた新婚生活が、後半の『哀哭のラクダ』では、スペインが撤退する1975年の動乱の日々が綴られている。 想像を軽く超える驚きの体験記から目が離せなくなる。 現代文明から隔絶された隣人のサハラウィや奴隷との交流、歴史的事件の記録としても価値があり、もっと読まれて良い作品だと思った。→2020/02/11

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