感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Quijimna
2
ルポルタージュを評価するのは難しい。 「ネタ」「そこへのアプローチ」そして「文章力」その三つが渾然となっていて、どれかひとつを酷評すると残りのふたつも引きずられてしまうから。 つまり、この作者特有の、主観的で感情を表に出した筆致にいささか食傷気味になってしまうということがいいたい。言いたいのだけれど、しかし、この、1937年の沿海州コリアンの中央アジア追放というディアスポラに向き合い、苦難の旅路でその肉声を聞き続けた営為は称賛に値する。 【コメント欄につづく】2014/05/03
テキィ
0
サハリン棄民を思い出した。ウラジオストクは一度行ってみたいな。2009/02/24
zatugei
0
「美しき天然」が朝鮮民族が迫害されて次々と住処を移動しつつ歌い継がれていく歴史。サーカスやチンドン屋のテーマ曲のように言われるが、すくなくとも30年以前からは、どちらでも演奏されることは、まずない。朝鮮の人たちがどうしてこの歌がそれほど好きなのか。それを知りたいのだが…。歌詞と曲と、時代と。難しい。2018/07/11