内容説明
本書は、はじめて社会心理学をまなぶ大学生向けの入門テキストです。社会心理学の理論を身近なことに引きつけて理解できるよう、日常生活での経験や社会での出来事など具体例を挙げながら、やさしく解説しました。各章冒頭にまとめた概要、トピック、キーワードを読むことで、内容のおおまかなイメージをつかみ、章末の復習問題を解くことでどのくらい理解できたかを確認できる構成としました。また、見やすさ、読みやすさにも配慮して2色刷とし、図表を豊富に盛り込みました。社会心理学の面白さを知り、さらに深く学びたい方にまず手に取ってほしい一冊です。
目次
第1章 社会的認知
第2章 感情
第3章 態度と説得
第4章 自己の成り立ち
第5章 公正さに関わる問題
第6章 対人行動
第7章 対人関係
第8章 受容と排斥
第9章 集団の中の個人
第10章 集団間関係
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なこ
6
堅苦しくない語り口で、基礎知識がない人でも理解しやすくなっていると思いました。 特に印象に残ったのは、人間の持つ4つの動機には①自己高揚動機②自己査定動機③自己確証動機④自己改善動機があり、①の自己高揚動機によって、人は実際にも自分を良く評価しているポジティブイリュージョンが起こっていますが、否定的な自己概念を持ってしまうと③の自己確証動機によって自分に否定的な情報ばかりを集めてしまうというジレンマがあることです。自己認識については少しくらいお花畑で丁度よいのかもしれません。2023/05/06
Jas
3
基礎の基礎。2023/04/20
本命@ふまにたす
3
分担執筆による社会心理学の教科書。コンパクトな割に、多数の知見が紹介されているのが特徴か。場合によっては消化不良を感じるかもしれない。2022/09/16
アン・コーデリア
1
社会・集団・家族心理学Ⅰ〔教科書〕
ひでっち
0
社会心理学の全体を大雑把に使うためにはよい本だと思います。実験などの例が豊富に引用されていますが、紙幅の関係からか説明が大幅に簡略化されており、わかりにくい部分もありました。これは「引用文献」のリストを活用して調べればよいということでしょう。2015/05/04
-
- 和書
- お国柄ことばの辞典