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出版社内容情報
《偽獣》たちが若者を攫って構築する《偽世界》。特殊な能力に目覚めた《覚醒者》は、その被害者たちを救出するべく、日々《偽世界》の脅威に挑み続けていた。
その中の一人、覚醒者クラン『B.E.』に所属する妃泉真白は、日常と非日常の狭間で彷徨っていた。本当の自分は、正しい自分はどちらなのか――その答えを探し求め、彼女は今日も運命と幻想の自分に問いかける。
一方、灰空たちは、クランマスターの真鏡焔から難航している『特殊偽世界事件』を引き継いで解決するよう求められた。それは“被害者が存在しない”という《偽世界》で――?
内容説明
“偽獣”たちが若者を攫って構築する“偽世界”。特殊な能力に目覚めた“覚醒者”は、その被害者たちを救出するべく、日々“偽世界”の脅威に挑み続けていた。その中の一人、覚醒者クラン『B.E.』に所属する妃泉真白は、日常と非日常の狭間で彷徨っていた。本当の自分は、正しい自分はどちらなのか―その答えを探し求め、彼女は今日も運命と幻想の自分に問いかける。一方、灰空たちは、クランマスターの真鏡焔から難航している『特殊偽世界事件』を引き継いで解決するよう求められた。それは“被害者が存在しない”という“偽世界”で―?
著者等紹介
鳳乃一真[オオトリノカズマ]
作家、シナリオライター、漫画原作、その他諸々(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
29
《偽世界》に挑み続ける覚醒者クラン『B.E.』。所属する瑠宇たちが、クランマスター真鏡焔から難航する『特殊偽世界事件』を引き継いで解決するよう求められる第二弾。本当の正しい自分はどちらなのか。日常と非日常の狭間で彷徨い、運命と幻想の自分に問いかける妃泉真白の事情。彼女が抱える秘密や過去を掘り下げながら、被害者が存在しない《偽世界》の謎に挑む展開で、実力者の焔やwalhallaの遊佐を上手く巻き込みながら、彼女たちを出し抜いて解決を目指すだけでなく、現実の真白が陥った窮地も救う瑠宇がなかなか良かったですね。2023/05/25
イシカミハサミ
12
物語の展開よりも キャラクターの掘り下げが進む2巻。 まだこの世界の定番を見せられないまま 変化球ばかり投げられている感覚ではあるけれど、 原作付きでこれだけ鳳乃節の作品になっているのは ちょっと嬉しさもある。 このまま変化球だけが続いていくという予告。2024/02/15
くろ
5
非常に楽しい感じになってきた。なんて正統派なんだ(正統派ってなに?) 順番に焦点を当てていってる中に不穏が混じる。出揃ってから本番か。2023/12/07
中山バスター
2
覚醒者クランに所属する真白は、正しい自分はどちらなのか答えを探し求め、自分に問いかける。一方、灰空は、焔から難航している特殊偽世界事件を引き継ぐよう求められた。それは被害者が存在しないという偽世界で…◆真白の掘り下げ回。話のバランスも今と過去で丁度よく、偽世界の解決の仕方もなるほどと思わされた。気になったのは全員がS気質なので変化球の雉子が絡まないと緩急がないことかな。鳳乃さんの連作なので期待して続きを待ちたい。2023/08/16
どどんぱー
1
一作目ほどインパクトはなかったが、上手くストーリーが出来ていて、面白かった。エピローグは、次作への導入ならもう少し分かりやすくならなかったか。2023/09/21