内容説明
国内で自生したり栽培したりしているタケ・ササ類の中から、とくに親しまれ栽培されているものを取り上げ、種類ごとに手入れ・管理(植え場所、水やり、肥料、病虫害の防除、主な作業など)の目安、ポイントを解説。
目次
第1章 タケ・ササの魅力と活用(タケ・ササの魅力と有用性;タケ・ササの分類と種類;タケ・ササの植栽―場所と目的 ほか)
第2章 タケ・ササ育て方のコツ(タケ・ササの年間栽培暦;モウソウチク;キンメイモウソウ ほか)
第3章 タケ・ササの育て方の心得(タケ・ササの分布と部位・名称;タケ・ササの栽培に適した用土;鉢・プランターなどの利用 ほか)
インフォメーション(タケ・ササ苗などの取り扱い・問合せ先案内;タケ・ササのある主な庭園・植物園・公園案内)
著者等紹介
内村悦三[ウチムラエツゾウ]
1932年、京都市生まれ。京都大学農学部林学科(造林学専攻)卒業。農林省林業試験場(現在の独立行政法人森林総合研究所)などを経て大阪市立大学理学部教授、および附属植物園園長、日本森林技術協会技術指導役、日本林業同友会専務理事を歴任。現在、竹資源活用フォーラム会長、富山県中央植物園園長、日本竹協会副会長、竹文化振興協会常任理事、地球環境100人委員会委員などを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たいけい
8
2021/08/07図書館から借りた本。タケ・ササの魅力と活用、タケ・ササ育て方のコツ、タケ・ササの育て方の心得の三章。各種竹と笹の育て方が学べた。利用法は載っていない。庭園や鉢植・盆栽で植えるのが主になっている。私は孟宗竹と熊笹しか知らなかったが、育て方・管理法までは及んでいなかった。地下茎や枝の管理なんて考えたこともなかった。年間栽培歴も載っている。うちは庭でなく山林の竹なのだが参考になった。一口に竹と言ってもさまざまな種類があり庭植え・鉢植・盆栽と多様な楽しみ方を教えられた。竹の奥深さを知らされた。2021/08/10
青海老
0
カラー写真が多く見て充分楽しめた。極めて実践的な本であると言えるが、もう少し丁寧な語句の解説が欲しかった。タケ・ササに詳しく、かつ園芸にも秀でていなくては完全に理解することは難しいだろう。もちろん、一読しただけで知識は十分に得られるのだが、園芸指南書という位置づけである以上もう一歩踏み込んだ庭園管理方法を提案して欲しかった。例えば、私の考えた最強のタケ・ササ庭園はこれだ! みたいな見本とか。まあ私が園芸にあまりに明るくないからこういう感想なのかもしれない。わかる人は十分わかる内容と思います。2016/11/22