内容説明
この本は「フード・マイレージ」という新しい概念をキーワードにして、食・農・環境、健康など当面するさまざまな問題にアプローチした論考集である。
目次
第1部 食料輸入による環境への負荷(国産食料と輸入食料の違いをめぐって;フード・マイレージの考え方と計測方法;輸入食料のフード・マイレージと環境負荷;食料輸入とバーチャル・ウォーター貿易の構図;食料輸入と窒素収支、硝酸態窒素蓄積の現況と将来)
第2部 地産地消・旬産旬消を求めて(私の身土不二と地産地消・旬産旬消;フードマイレージ・キャンペーンの展開;輸入野菜および地場野菜の収穫後の成分変動;食・農・環境学習プログラムの作成、実践;地産地消は安全・安心、しかもエコロジカル;「食と農のまちづくり条例」と地産地消の推進)
なぜ「食べ物の移動は最小限に」なのか―あとがきに代えて
著者等紹介
山下惣一[ヤマシタソウイチ]
1936年、佐賀県生まれ。農業、作家。生活者大学校(劇団こまつ座主宰)教頭、アジア農民交流センター代表などを務める
鈴木宣弘[スズキノブヒロ]
1958年、三重県生まれ。東京大学大学院農学生命科学研究科教授。農水省、農業総合研究所(現・農林水産政策研究所)、九州大学農学研究院兼アジア総合政策センター教授を経て現職
中田哲也[ナカタテツヤ]
1960年、徳島県生まれ。農水省九州農政局消費・安全部消費生活課課長。農林水産政策研究所、関東農政局などを経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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