内容説明
広告はジャーナリズムではない。しかし世の中の人心は広告の影響で揺れ動く。女性の自覚と責任を応援した「ボーヴォワール的広告」を70年の歴史とともにたどる。
目次
1 ベアテ・シロタ ショック(ベアテ・シロタの「婦人参政権という大波」)
2 ウーマン・リブ ショック(太平洋からウーマン・リブは漣となってマスコミを揺さぶった;日本にも「飛んでる女」は飛んできて草の根に広がった;均等法前夜 地盤変化を皮膚感覚で感じ出した80年代初頭)
3 男女雇用機会均等法 ショック(男女雇用機会均等法の成立は男性主体社会の基盤を揺るがした;日本人の平均寿命が伸び、少子高齢社会に突入という報道が盛んであった;広告が先を行っているのか、現実がこうなってきたのか、やっぱり広告は時代の牽引車なのだと思う)
著者等紹介
脇田直枝[ワキタナオエ]
コピーライター。元電通EYE社長。早稲田大学卒業後、フリーを経て電通入社。男性社会の牙城だった広告業界で女性だけの広告代理店(株)電通EYEを設立、代表取締役を務めた。数多くのキャンペーンを手がけ、時代時代で女性体を鼓舞し、牽引してきた。2000年東京都「第2回男女労働者に優しい職場推進企業能力活用特別賞」、2001年モンブラン社「第1回ビジネス・ウーマン・オブ・ザ・イヤー賞」、2003年「第43回日本宣伝賞吉田賞」など受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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