内容説明
規模と量の19世紀、速度と効率の20世紀を経て、米国では「アイデア」に新機軸を求める経済、社会が実体化しつつある。1978年から35年にわたり、米国の生活、消費、社会を観察し続けてきたトレンド・スポッターの著者が見据える、これからの企業姿勢、マーケティングの方向性とは…。ソーシャル・エンゲージメント、NPV、コエボリューション…注目キーワードが登場した社会的背景、必然性、関連が見える!
目次
1 マスプロ構造から脱出する
2 遺伝子を組みかえる
3 情報社会を民主化する
4 共進化しあう次代
5 社会の指針はコミューナル
6 人びとと情報装置が融合する
著者等紹介
砂川肇[スナカワハジメ]
1946年生まれ。埼玉県出身。72年、中央大学大学院法学研究科修士課程修了。出版社、シンクタンク勤務を経て、米欧のライフスタイル・産業社会動向をテーマとするトレンド・スポッターに。現在、株式会社コンセプト代表取締役、株式会社都市民俗学会代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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もやし茶@人生迷子
2
アメリカで始まった「アイデア経済」の話。しかしこの動きはアメリカに限らず、現代日本が参考にすべき方向性だという著者の言葉付き。「アイデア経済」が日本でももっと活発になることを祈りつつ読了。2014/06/13
すだま
0
内容は面白いんだけど、客観的な基準が明示されない。 語り口がちょっと合わない。そこがかなり残念。2016/01/18
chago
0
アメリカの1990年代以前のバブル期、そしてバブルがはじけてから2014年まで、今までのやり方を見直す過程を実例を挙げられている。著者の言葉には『日本はどうなのか?』という問いかけが常に潜まされているように思えた。 マーケティング関連の事を勉強するために図書館から借りたのだが、入門よりアメリカ経済補足の感じが強い。また、一般的であるのだろうが、略称が飛び交って(前章で説明はあるんだけど!)読む際に意味を確認することがしばしば。記憶力が良い方は問題ないと思いますが。 読み物としてはよてもよかった!2015/12/12